リアリズムの宿のレビュー・感想・評価
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前にも見ておそらく20年ぶり2回目だ。もっと淡々としていると思ったらけっこう場面がたくさんあるし、途中で出てくる尾野真知子は今『スカーレット』の再放送を見ているので、おお!と思う。
魚を売りつけるおじさんが宿の主人で気まずい場面が面白い。あの魚で5千円は高い。せいぜい千円だ。あんな真冬で釣れるだろうか。
ぼろい宿の汚いお風呂もつらい。
ほんの数日の出来事をスケッチしているのだが、何者でもない時期に大して仲良くもない人と当てのない旅をするというのは貴重な経験だ。お金を出し合うなどそれなりに助け合う。人づきあいとは、友達とはなんだろうという問いかけでもあるようだ。自分がそんな旅をしたいかと聞かれたら、全然したくない。そもそも用事以外で遠出をしない。
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