ヒバクシャ 世界の終わりにのレビュー・感想・評価
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劣性遺伝・・ひ孫が危ない
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映画「ヒバクシャ」(世界の終わりに)(鎌仲ひとみ監督)から。
巷で大騒ぎしている原爆・原発の放射能ではないが、
戦争で使用されている劣化ウランから出ている放射能の怖さを、
イラク・バグダットに生きる人々から教わった。
「後に続く世代に同じ想いはさせたくない」と呟きながらも、
「このまま生きていくだけ」と、なす術のなさに落胆している。
私が気になっているのは、内部被爆による遺伝。
こういった遺伝は、よく「劣性遺伝」が叫ばれるが、
1代おいてひ孫の代に現れるとしたら、それは悲しいこと。
私のメモは「劣性遺伝・・ひ孫が危ない」とだけ残っていた。
何も知らずに生きてきた子どもが、2世代前の
おじいちゃん、おばあちゃんが受けた放射能が原因で、
病気になったとしたら、誰を恨んでいいのか、戸惑うに違いない。
データとして、放射能の怖さが忘れられた世代に、
遺伝子として伝わるなんて、考えただけでも申し訳ない。
やはり被爆の事実を伝える術を、私たちは持たなくてはならないな。
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