「異世界の住人との交流」映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史 だいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
異世界の住人との交流
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数ある【劇場版ドラえもん】の作品の中でも、自分のベスト3に入る名作です。
ある日突然、のび太の部屋の畳とコーヤコーヤ星の宇宙船の扉が繋がってしまい、そこから、のび太達とコーヤコーヤ星の少年との交流が始まります。
ドラえもんの映画では、ほとんどの場合、のび太達が自ら異世界へと飛び込んでいくんですけど、この作品は珍しく、のび太達の意思とは違う力が働いて、別世界への扉が開くんですね。それが、面白いところであり、ラストへの大きな伏線にもなるわけです。
コーヤコーヤ星の重力は地球よりも少ないため、のび太達は「スーパーマン」になれます。最初はそれを楽しんでいたのび太達に悪者の影が忍び寄ってきます。
ラストの別れの場面。
「時空のねじれ」が元に戻るために、コーヤコーヤ星とのび太の部屋が離れていってしまう。
一度、離れてしまうと、ドラえもんの道具でも、もう元には戻せない。
二度と、会うことは出来ない・・・。
別れ際、のび太に教わった「あやとり」を見せる女の子の場面は、大人でも涙無しには見れないと思います。
ドラえもんなのに、最後は「永遠の別れ」で終わる。
切なすぎるラストシーンが今でも印象に残っています。
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