超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかのレビュー・感想・評価
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文化・文化・文化!
"第2回 音で楽しむ!MOVIXあまがさき映画祭" で鑑賞。
TVシリーズは未見です。
マクロス、今回初見です。タイトルだけは知っており、劇中曲の「愛・おぼえていますか」はどこかで聴いたことのある程度。敢えて予習せずに足を運びました。特別上映で本編の前に予告編が入らないことを失念していたために冒頭1、2分は観られず痛恨の極みでしたが、リン・ミンメイのコンサート・シーンからライブ音響上映の恩恵を享受し、映画の世界に瞬く間に没入。直後の戦闘シーンの迫力に圧倒されました。
ストーリーは初見でも分かる構造で安心しました。何故マクロスが宇宙にいて、1ヶ月後に地球へ戻れるのかと云った説明が省かれていてハテナが頭に浮かんだものの(後でウィキペディアで調べて補完)、輝とミンメイ、未沙の三角関係にハラハラ・キュンキュン、異文化の遭遇を描いたテーマも興味深く、ミンメイの歌を通したカルチャーショックが戦争を終結に導く展開が私にとっては非常に斬新で胸が熱くなりました。
本作の魅力はなんと言っても歌。だからこそライブ音響上映で観る価値がある。「愛・おぼえていますか」は本当に名曲だと感じたし、クライマックスのカタルシスはこの曲あってこそのものだな、と…。飯島真理の歌声に魅了されました(観終わった後すぐスマホにダウンロード(笑))。
[余談]
バルキリーの変形や機動、宇宙での戦闘描写など、作画がとても緻密で徹底的にクォリティーが高く、CGを一切使わないセルアニメの底力に魅せられました。手書きでここまで表現出来るのがすごいし、製作者たちの血と汗と涙の結晶のように思え、これこそまさに「文化」だと思いました。ついでに、エンドロールに庵野秀明を見つけてびっくり。
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