超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかのレビュー・感想・評価
全8件を表示
4Kリマスター化に期待したのですが…
以前にYouTubeで、4K化された「愛・おぼえていますか」のダイジェスト映像を観て、そのあまりのクリアさに驚き、その「愛・おぼえていますか 4K」が劇場公開されると聞き、居ても立ってもいられずブロマイド付き前売り券を購入(ちなみに一条輝)、公開を心待ちにしておりました…が、冒頭のブリタイとエキセドルのシーンを観た途端、「DVDとそない画質変わらんやん!」と、しょっぱなからデカルチャーなショックを受けてしまいました(泣)。
その反面、音響はとても迫力があり、今まで聞こえなかった効果音や音楽もあり、ミンメイのLIVEも実際に観に行っているかのようで、その点はとても満足でした。
ただ、少し気になったのが、「この効果音は後から追加されてるのかな?」という点。
例えば、ラストのボドルザー抹殺後、ストライクバトロイドの前を白い物体が音もなく崩れていっていたのが、「サ〜ッ…」と砂が流れ落ちるような音が追加されていました。
逆に、最終決戦前に輝がミンメイを説得するシーンで、「ふぅ、ごめんね、輝……わたし歌うわ、思いっきり!」の辺りのBGMがすっぽり抜け落ちていたり…。
まぁ特段気になるわけでは有りませんが、残酷シーンは当時のままだったのに、上記の微妙な変更点の意図は何だったのでしょうか?
今までVHSやDVD、BS放送などで何十回となく観てきて、実は初めて劇場で観たのですが、細かな描き込みが細見されて、やはり大スクリーンで鑑賞するのはいいもんだと思いましたね。
これでYouTubeでのクリアな4K映像だったら…と思うと残念でならないので、星は3.5という事で…。
最高のアニメと言って過言ではない
40年の時を超え4Kでよみがえったマクロス劇場版
テレビ版のストーリーを踏襲しつつ映画単独のオリジナルで
ありながらTV版のもつテイストをしっかり盛り込み
なおかつ素晴らしい大団円で終わるすばらしい映画
タイトル曲愛・おぼえてますか
ED曲天使の絵の具
両方とも映画史に残る名曲
大スクリーンで見られて本当に幸せだった。
映画見て久しぶりに目に涙がにじんだ
最高傑作!!
神作画のマクロス…4Kにて鑑賞!最高傑作を高画質で観た感想は、すごいの一言!声が出なくなるような衝撃です。ストーリーも最高です。まだ、『愛おぼえていますか』が頭に鳴り響きわたります!
何度観ても良い作品
劇場で数回観ているし、DVDを含めると10回以上は観ていますが、やはり改めて良い作品ですね。
今回気づいたのが、ラストの「ミンメイアタック」って、要は「特攻」なんですよね。
ミンメイが早瀬未沙から渡された歌詞を「私歌うわ、思いっきり」と受諾するのが、男女関係だけだと、イマイチ納得感ないのですが、特攻、という文脈で考えるのかな、と。
一条輝は要は神風特攻だし、母艦のマクロスにいる早瀬未沙だって戦艦大和の沖縄特攻なんです。地球は焦土と化し、残された戦力で玉砕しに行っているわけです。
ミンメイの感情は、人間的にはリアルなもので「こんな理不尽から逃げ出したい」なのですが、一条輝が諭す(平手打ち)ほんとの意味は「皆んな死ぬんだ。だったら自らの役割を果たせ」というもの。それに気づいて、腹を括ったのが「私歌うわ、思いっきり」だったのかな。この時代はギリ、戦前戦中の価値観が伝わってたのかな〜と思います。
監督の「空への憧れ」の原点と「飯島真理のクリスタルvoice」を最高の音響で聞くための劇中劇
映画レビューは他の方が多数あげてますので別視点でいくつか。
〇当時の映像はクオリティは群を抜いていたが今回監督監修のもと、4Kリマスターで当時は視認できなかった暗所がハッキリと解ったり、星天の煌めきやネオンの瞬きがクッキリしていて4Kの素晴らしさが実感できる。
〇劇中で「ドッグファイター」が流れると心拍数があがり、マイクロミサイルが板野サーカスで飛ぶと血液が躍る(マックスvsミリア戦・敵地単機突入のクライマックスも)
〇F-14トムキャットが機体ベースのヴァルキリーがガォークに可変、回避しつつホバー移動すると「やはりVF-1はカッコいいよな...」としみじみ。
スタッフがTV版で動かせなかったデストロイド系、早期哨戒機、アーマードバルキリーの登場にニヤリとする(モンスターが艦内の床をその自重で踏み抜く動画は庵野秀明が3か月かけて書いたのは省かれていたのは残念)
〇艦内非常事態アナウンスを外国人が担当するのも当時としては斬新。
〇メカ描写は4Kリマスターで一段とディティールがクッキリ詳細に解る反面、少し遠い場面のキャラクターの顔が滲む&ぼやけるのは致し方ない。
〇「アニメヲタク」ではなく「ギリ戦争を知る世代」が作ったアニメなので”闘争”という”人が虫けら”の如く死ぬ&グロシーンが出たり主要キャラがあっけなく死んだりとその当時ならではの死生観が反映されて平成産まれの若者には価値観の違いで賛否両論あるかもしれないが目を背けてはいけない(成熟した大人になれない”こどおじ”には無理だな)
〇初期のミンメイ&カイフンの隣に河森監督に激似のキャラや上田馬之助
〇放映当時(昭和)地方住みで劇場視聴できず、平成でDVD視聴したが令和になってまさか劇場でもう一度観れた幸運に感謝したい(観衆も当時10~20代だった若者が時を経て足を運び、「天使の絵の具」が終わり照明が点くまで席を立つ人は皆無)
〇ヒロイン役飯島真理の圧倒的歌唱力・艶・伸びを家庭用機器では再現は無理。
令和の最新音響で改めて聴くと「プロ・シンガーソングライター」と「声優」の歌唱力の差をまざまざと思い知らされる(一部の狂信的なファンから逃れる為に海外移住したのがね)
一条 輝役の声優はTV版で現役高校生だったはずだが早逝され、故人の墓碑には氏名の横に「一条 輝」と刻まれている。
✖パンフやグッズが殆どなかったのは非常に残念。
”恋愛要素”より「空を無限に飛翔したい!」と密かに想う人にはマクロスはかなり刺さる。
やはりマクロスは歌が大事だよなあ。
次は「マクロスプラス」「マクロス7」を令和の最新音響で視聴したい。
マクロスプラスなら「インフォメーション・ハイ」を、マクロス7ならファイアーボンバーの名曲を聴きたいモノだ。
故 石黒昇氏と羽田健太郎氏を偲んで
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
4Kリマスター版を鑑賞してまいりました。
40年前、今はない浦和ヴェルデ東宝で当時中学2年生初日(徹夜)に
鑑賞しました。
今から思えばとても小さいスクリーンでしたがこれぞ映画だ
凄い描きこみと大興奮で鑑賞した思い出があります。
カセットのドラマ編を購入し何回も何回も聞いていたのでセリフは
ほとんど覚えてしまいました。(ゼントラディー語も(笑))
そんなそんな思い深い「愛・おぼえていますか」の4Kリマスターの
上映これは行かなくては近所のTOHOシネマズで鑑賞したきました。
まず、4Kリマスターて事でディテールがあっぷしたような気がしますが
それほど4Kの恩恵はなかったのかな。
1984年の公開時の画は覚えてないけど今回の4Kリマスターのフォーカスは
かなり甘いかなぁと感じました。
しかしながら浦和ヴェルデ東宝と比べて数倍大きいスクリーンで見る
愛・おぼえていますかはとても感慨深く色々思い出しながらセリフを
先読みしながら見てました。
画は少し残念ではありましたが音、音響はとても良く本当に感動して
涙がでましたよ。1984年公開時サントラも購入しています。
羽田健太郎氏のマクロス音楽を今の劇場で聞ける日がこようとは40年待った
かいがあります。
人物、メカ、背景、動き、当時最高峰の作画 今見ても凄い。
作画監督の3名
美樹本晴彦氏 地球側
板野一郎氏 メカ
平野俊弘氏 ゼントラーディ、メルトランディ
当時から話題でしたよね。
特に美樹本氏のメインキャラ3名の演技描写は凄い
物語的には突っ込みな演技もすげえとしか言いようがないと納得して
しまいます。
印象なのはリンメイが輝に叩かれるシーンのあとキッと睨みつける表情
そして輝を見てはっとなる表情それからため息をついて「ごめんね、輝」
のセリフこれは飯島真理さんの演技もあってとても素晴らしい。
中2心的にはなぜ未沙なのかと思いましたが。
それとやはりそのあとの「愛・おぼえていますか」ですよ。
歌1曲で戦争終結にいたるその描写まさに大興奮
「愛・おぼえていますか」はロングバージョン限るです。
ボトルザー討伐後のリンメイと未沙の無言の分かり合えるシーン
そのあとの未沙のセリフ
「ただの流行歌よ」「何万年も前に異星人の街で流行った、あたりまえのラブソング」
これも良いんだ。
良いシーンがいっぱいだな。
で、で、で、リンメイの1.2.3.4........で終わりエンドロールの天使の絵の具に
続くんですけど1984年公開時はスタッフロールだけたったんですけど
当時制作が間に合わなくコンテがあったリンメイが地球でコンサートをしている
シーンがいわゆる幻のエンディングシーン
のちにFlash Back 2012でOVA販売されてやつだ。
今回、4Kリマスターではこの幻のエンディングシーンを加えてくれて完全版
にしてくれました。
LDとかでは完全版はありましたが映画館で見る完全版は本当に格別でした。
本当に感動した見に来て良かった。
今でも当たり前にように聞く「愛・おぼえていますか」また映画館で見て
名曲だと思います。
是非とも999のようにシネマコンサートしてほしいんですけどね。
それと40年前にこの作品を制作されたずさわられお亡くなりなられた方々
私が影響を受けた方々
石黒昇 監督
羽田健太郎 音楽担当
長谷有洋氏 一条輝役
鈴置洋孝氏 カイフン役
小原乃梨子氏 クローディア役
鶴ひろみ氏 キム役
市川治氏 ボトルザー役
蟹江栄司氏 ブリタイ役
哀悼と敬意をこめて
4Kリマスターを劇場公開してくれてありがとうございます。
あっ予告編で
大塚芳忠さんの「ミンメイマクロススピード」は予告編にしては浮いてたな。
良い意味でね(笑)
文化・文化・文化!
"第2回 音で楽しむ!MOVIXあまがさき映画祭" で鑑賞。
TVシリーズは未見です。
マクロス、今回初見です。タイトルだけは知っており、劇中曲の「愛・おぼえていますか」はどこかで聴いたことのある程度。敢えて予習せずに足を運びました。特別上映で本編の前に予告編が入らないことを失念していたために冒頭1、2分は観られず痛恨の極みでしたが、リン・ミンメイのコンサート・シーンからライブ音響上映の恩恵を享受し、映画の世界に瞬く間に没入。直後の戦闘シーンの迫力に圧倒されました。
ストーリーは初見でも分かる構造で安心しました。何故マクロスが宇宙にいて、1ヶ月後に地球へ戻れるのかと云った説明が省かれていてハテナが頭に浮かんだものの(後でウィキペディアで調べて補完)、輝とミンメイ、未沙の三角関係にハラハラ・キュンキュン、異文化の遭遇を描いたテーマも興味深く、ミンメイの歌を通したカルチャーショックが戦争を終結に導く展開が私にとっては非常に斬新で胸が熱くなりました。
本作の魅力はなんと言っても歌。だからこそライブ音響上映で観る価値がある。「愛・おぼえていますか」は本当に名曲だと感じたし、クライマックスのカタルシスはこの曲あってこそのものだな、と…。飯島真理の歌声に魅了されました(観終わった後すぐスマホにダウンロード(笑))。
[余談]
バルキリーの変形や機動、宇宙での戦闘描写など、作画がとても緻密で徹底的にクォリティーが高く、CGを一切使わないセルアニメの底力に魅せられました。手書きでここまで表現出来るのがすごいし、製作者たちの血と汗と涙の結晶のように思え、これこそまさに「文化」だと思いました。ついでに、エンドロールに庵野秀明を見つけてびっくり。
全8件を表示