「煌めく瞬間に囚われたまま…」超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか サリ夫さんの映画レビュー(感想・評価)
煌めく瞬間に囚われたまま…
コロナ禍の影響かここ数年劇場で観る機会が何度かあった本作、4Kと轟音上映の恩恵もありアニメ史上最高レベルの作品を過去最高とも言えるクオリティで味わえました。
手書き原画の息吹を感じるアップ画や細部にわたる描き込み、さらに最初期を除く過去メディアではボカシを入れられていた残虐描写までくっきりハッキリ!
そして飯島真理さんと長谷有洋さんの掛け合いは、素人でもプロ声優でもない演技が思春期から大人にステージが移行するあの年代のリアリティにマッチして、公開当時には感じ取れなかった若さの煌めきが、その恵まれた声質と才能にあわさり、痛いほどおじさんとなった自分に突き刺さり情緒を揺らされました。
近年展示会向けのキービジュアルとして作成され話題になった輝とミンメイのウェディング絵にも感じましたが、こんな素敵なカップルが結ばれなかった?のはなんとも勿体無いなあと今更思ってます(笑)
最近の流れで某制作会社と組んで、シ○・マクロスとしてifの世界線を…などと妄想したりできるあたり40年経ってもいまだ眩しい作品と再認識できました。
後はちゃんとフルでフラッシュバック2012の4K化を待ち望みます。
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