「じんわりきたー」ジョゼと虎と魚たち(2003) miminさんの映画レビュー(感想・評価)
じんわりきたー
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映画を見終わったときはこれで終わりなのかふーんて感じだったのですが、思い返してくうちにじわじわと切なさがこみあげてきました。車いすを買わなかったのはきっといずれ別れることになる恒夫の背中にできるだけふれていたかったから?結婚なんかするかというジョゼの台詞、きっと彼女は別れることを予感してそれでも精一杯恋をしていたのかなと思うとたまりませんね。
結末では恒夫が最低なのは分かっているのですが、やっぱり二人が一緒に過ごす空気感、些細なことでどうしようもなく笑っちゃうこと、場面の一つ一つが本当にきらきらしていて、素直に自分も人を深く愛したり関わっていきたいなと思えた作品でした。あと最後のジョゼが電動車いすで走ってるとこと台所で椅子から落ちるとこ好きです。何があっても背筋をシャキッと伸ばして生きてけってメッセージを受け取った感じがします。
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