「年の瀬の人情あふれるドタバタ劇」東京ゴッドファーザーズ komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
年の瀬の人情あふれるドタバタ劇
年の瀬は喧騒と静寂の振れ幅がとても大きい。孤独を抱える者にとっては人の情、人の温もりがより一層身に沁みる。
ドタバタで有り得ないご都合主義なストーリーではある。でも動と静のコントラストとリズム感、一貫した人間愛とある種の生々しさが、この映画を現実味のある地に足のついたものにしているんだと思う。
とても楽しい映画ではあるが、自分が上辺だけの綺麗さと正しさに凝り固まった、中身がない人間になっていないかと不安にさせられる怖い映画でもある。
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