「Z会用2分CM「クロスロード」のような」海がきこえる Whiterockさんの映画レビュー(感想・評価)
Z会用2分CM「クロスロード」のような
へー、こんなのをジブリが出してたんだ、とクレジットを見たら1993年の日テレ開局40周年のTV映画だったんですね。ちょうど人生最多忙期でTVなど全く見ていなかった頃なので知らない筈だ。学園もので、原作はあのコバルト四天王の氷室冴子さんなんですね。登場する主人公の高校は、ちょっと裕福な家庭環境を臭わせ、登場するヒロインもそこはかとなくブルジョワ的。そのあたりの彼と彼女と友達の関係は、話が進むにつれて庄司薫さんの小説っぽい雰囲気が漂い、新開誠風のシーンが展開されていくような。劇中、FMエアチェックでカセットテープや雑誌FMファンが出てきたり、妙に自転車がリアルに描かれてて、そのころ流行ってた日東のドロップハンドルでユニバーシアード101が付いてそうなスポルティフに乗って主人公が走って行くとなつかしさで一杯に。
妙に説明っぽい脇役のセリフと、妙に大きな音声(劇場のボリューム設定が間違っているのでは?と思うほど大音量)が文字通り耳に付いたのでー0.5しましたが、新開誠さんのZ会用2分CM「クロスロード」のような”大学受験生応援”のノリを感じる映画でした。
若いってイイな(笑)
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