ロボコンのレビュー・感想・評価
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【理数系の甲子園・ロボコンに青春をかける学生たちの奮闘を描くドラマ。無茶苦茶若い長澤まさみ、小栗旬、伊藤淳史、塚本高史が頑張ってます。ロボコンって、映画で観ても面白いよね。】
■徳山高専に通う里美(長澤まさみ)は、居残り授業を免れるため、徳山高専のロボット部のBチームに入りロボコンに出場することになる。
仮入部した里美はロボット操縦者として、地方大会に参加するが、ボロ負けても悔しがらない部員たちの姿に憤慨する。
だが、ロボットのユニークなアイデアが評価され、徳山高専のロボット部のBチームもAチームと共に、全国大会出場が決定する。
◆感想
・本日、古厩智之監督作品を観たので、”何か見てなかった映画は無いかな?”と検索したらこの作品がヒットした。そしてなんとこの作品には、無茶苦茶若い長澤まさみ、小栗旬、伊藤淳史、塚本高史が徳山高専のロボット部のBチームのメンバーとして参加していたのである。
・もう一人、徳山高専のロボット部のAチームAの部長で、設計担当のクールな航一(小栗旬)に対抗心を勝手に燃やす男を演じる荒川良々も良い味を出している。
■地方予選までは、バラバラだった徳山高専のロボット部のBチームが、マサカノ全国大会出場が決まり、顧問の教師の提案で海辺の宿で働きながら、練習するうちに築かれて行く姿が良い。
<全国大会の決勝で、マサカノ徳山高専のロボット部のAチームとBチームが戦うシーンもナカナカである。それまで、自信のなかった伊藤演じる部長が、初めて的確な指示を出すシーンなど。
今作は、”ヤッパリ一生懸命頑張る若者の姿は良いよね!”と思った作品である。>
本物のロボコンのほうが面白い!
キャストに惹かれ視聴。
偶然の傑作
人物が無欲だった。
2部だし、志願でもない。
次第に夢中になるけど、野心もない。
みんながどうしようと困惑し主体性をもった人を探していた。
話も無欲だった。
勝ったとして、利得があるわけでもない。
次のステージが約束されているのでもない。
図師先生が笹木先生と同棲する──ていどの結論しかなかった。
映画も無欲だった。
長澤まさみにかわいいを充てようとしていないし、
小栗旬や塚本高史にかっこいいを充てようともしていなかった。
伊藤淳史も鈴木一真もぎこちなく、
誰一人としてギラつかない反面、、
感動へもっていく気配がさっぱりなかった。
映画賞どころか青春映画さえ狙っていない──かのようだった。
はからずもそれらの無欲によって、ロボコンは偶然生まれた。偶然──生まれたのだ。もし、意識して作ったなら、この監督はビルフォーサイスに比肩する。が、そうではなかった。偶然だった。
いずれにしても、とんでもない傑作だと、個人的には思っていて、日本の青春映画として筆頭に推す。
地味な熱さ
高専に通う飽き性の女の子、葉沢里美が自作のロボットで競う大会「ロボコン」に出場する羽目になり、熱意のない落ちこぼれだが個性豊かな部員たちと共に全国優勝を目指す新感覚青春映画。
その後20年の邦画の中心を担っていくことになる小栗旬や伊藤淳史、塚本高史らそろい踏みの今作は意外にも長澤まさみ初主演作。
いかに早くロボットで箱を積み上げるかを競う競技の為、見た目は地味かつスピード感に欠けるが、さまざまな方法で箱を積む、相手の箱を取り除くなどの緻密で緊張感走る瞬間と棒読みで終始語られる実況の妙もあって普通に面白い笑。
小栗旬がだんだんと感情と熱がこもっていく役柄を演じるのが上手くて、彼の十八番の演技の原点だったのかなぁと感じるのとリアルJKだった長澤まさみを拝めるありがたい作品笑。
大好きな青春群像活劇だけど、何かが足りない。
落ちこぼれなめんなよ
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