「デビュー作から大物の片鱗を窺わせる」蛇イチゴ ほいすさんの映画レビュー(感想・評価)
デビュー作から大物の片鱗を窺わせる
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前半の視点があちこちいって物語に全く集中できなかったが、葬式以後のストーリー展開から考えると、それも狙いのように思えて安心した。「歩いても歩いても」のように、夜明けと同時に物語が終了する安心安定な時間設定の是枝イズムが垣間見える。
最後の兄弟をわかつ川から音楽が流れそのままラストへと繋がる構成は綺麗。祖父の見殺しを契機として家族が積み木崩しのように終わっていく模様もシュールながら心に刺さる。主演女優の棒読みのように思える演技と、葬式までがつまらないのがマイナス要素かな。
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