「表と裏の顔」蛇イチゴ ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
表と裏の顔
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この作品は、観る人を選ぶ作品であると思います。物語も単調な様子を醸し出しながら家族が着実に崩壊していく様が見事でした。
認知症のお爺さんが食卓でご飯を食べているシーンでも「まさにいける屍か。」というセリフがあった。
あのセリフは、表面では立派な会社を装うっているがただ何も考えず生きている姿を自分に投影しているのでは無いかと思った。
そんな中で父の借金がある事が分かり、今までのはなんだったのだと。
突然現れた兄が家族を救うために奔走しようとしているが、今まで嘘ばかりをついてきた兄のことを信用出来ない妹。
そんな兄がまたもや騙そうとしていると勘繰るが、
最後の蛇いちごのシーンに全てが持っていかれました。
自分が決めた枠組みの中でしか相手を見てない事に改めて気付かされた妹とただ自分に対して思うばかりなんだなと感じました。
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