「激動の地に足をつけて」たそがれ清兵衛 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
激動の地に足をつけて
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下級武士である主人公がこの上なく男らしいです。
家族想い、親友想い、そして恋愛は不器用だけど一途。文句も言わず、現状で常に最善を尽くす姿。男らしさに家柄も身なりも関係ないのですね。最後の果し合いの前にはうっかり本音が出ますが(^^)、相手の余吾もかなり苦労してます。2人とも客観的には結構不運です。
剣豪2人の大きな差は、刀や流儀というよりも、つましくとも多くを望まず充足した日々を過ごせてきた清兵衛と、時代に翻弄され続けた人生に不満と憤りを抱える余吾という、根本的な性格の違いでしょうか。
果し合いのシーンはなかなか良かったです。田中さんの鬼気迫る演技が素晴らしかったです。
朋江が待っていてくれて本当に良かった(^^)。たそがれ時に叶った想い。最高に幸せな時間を過ごせたのだろうと、想像に難くないです。
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