劇場公開日 2002年9月14日

千年女優のレビュー・感想・評価

全73件中、61~73件目を表示

3.0アクター

2020年2月17日
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この千年女優と、るろうに剣心追憶編が、僕の高校時代の友達だった。

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たろっぺ

5.0壮大な90分、ぜひ体験して

2019年9月28日
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鑑賞方法:映画館

噂の本作を、やっと劇場で観ることができた。ありがとう、キネカ大森。

見終わって、期待どおりの喜び。一人の大女優の一生が、たった90分の中にこの上なく高い密度で凝縮されている。その上、我々観客は、昭和という時代をも同時に駆け抜けるのだ。

さらに女優のもつ本性のようなものを感じられた気がする。どんな時代のどんな作風にもあわせて、そのどの場合でも、自分の魅力を振りまき続ける。唯一、年齢を重ねると、かっての自分の若さだけが恨めしい、というかうらやましい。

「千年女優」というこの本当にぴったりなタイトルを、あなたもぜひ映画館で、実感してほしい!

デジタル化必須でしょ。

2021/1/5 再度鑑賞。
昨年は、「パーフェクトブルー」 との併映、今年は 「東京ゴッドファーザーズ」 との併映だ。来年、「パプリカ」 との併映を観れば、自分的には、今敏監督を観る旅の、完成かな。

あらためて観ると、様々なことに気がついて楽しい。
まず、「SF版かぐや姫」 から始まっていたんだなあ。そしてエンディングもそれ。いい感じ。
制作年は2001年。そうか、21世紀は 「千年女優」 とともに始まったのか...
制作はもちろん "マッドハウス" だが、動画設計には "シャフト" の名が。動画サポートは、"DR MOVIE" という中国の会社。日本と中国のアニメ会社の密接な関係をみる。

"時の糸車" を回す老婆、というイメージは、自分の中のなにかにひっかかる。黒澤明 「蜘蛛巣城」 へのオマージュなのか。でも俺、その映画みていないしな。不思議だ。

明治 → 大正 → 終戦 → 昭和 と繰り広げられる主人公千代子が出演する映画のひとつひとつのシーンが、「ああ、そんなシーンを観たいなあ」 と心から思わされるシーンだってことが、とにかく凄い。ずうっと楽しめる!
そして、がれきに書かれた千代子の絵。映画という舞台の上で、千年を駆け抜ける、まさに千年女優! ドラマティックとは、この映画を言うのか!

あの人に、老いた姿を観られるのはいやだった...女優とは、追い求め、追い続ける者...

ああ、人生とはまさにこれだ。

今年も、心から堪能!!!!

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CB

4.0【映像演出は素晴らしい!】

2019年8月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

主人公が女性のせいだけでなく自分自身が恋愛ものにに好感持てないので、監督の才知が長過ぎてに感じてしまった(残念)ので減点1点ですが、公開された監督の作品の中でも演出の巧みさでは一番だと思いました。実写で取ったらいかばかりかというセンスの良いキレッキレッのショットが連続して圧倒されますよね。一貫して現実と夢や妄想(≒物語)の境界線をテーマにしているのがまぁ押井守的でというか押井守を超えてしまっていて、早逝されたのが本当に残念(誰もが思っている話で恐縮)。

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金北山を仰ぎ観て育って

4.5或る女優のあまりにも劇的な人生

2018年9月24日
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関東大震災と同時に生まれ、映画と供に生きたその老女は、その生涯を自分の映画に乗せて語り始めます。現実と幻想が入り交じる語りに 次第に引き込まれてゆく。
その老女、千年女優 千代子はさることながら 彼女に負けず劣らず、観客を魅了するのが 髭面の中年 立花社長です。
彼は 鍵の男について ある悲しい現実を知っていながら決して千代子には伝えません。 そこに彼の、ファンとして人としての信条が感じ取れるのです。

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須賀

5.0会いに行っているのは一体誰なんだろうか

2018年4月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

次から次へと目まぐるしくかわる万華鏡のような映画。

途中から、
「これ映画の撮影じゃなくて、本当に戦国時代~現代までずっと生まれ変わって(実際に。ガチで)ずーーっと、鍵の人を探してるんだよなぁ・・・」
と解釈しました。

たまたま現在が女優なだけで、
今までの千年の歴史を演じてるというだけ。

千年生まれ変わりながら、何故かその時代に鍵を預かった人が必ずいて、そのために生きて、何度も何度も生まれ変わる。

そして恐らく今度は宇宙の時代に生まれ変わって探しにいくのだろう。
見つからなくてもいい。
探し回れば探し回るほど、私は何度も生まれ変われるのだから・・・

↑長い。汗
そんな深いメッセージを後ーになって感じました。
超低温やけど系映画です

...
もしかしたら生まれ変わりたいがために「鍵の君」を理由にしているのかもしれませんね・・・

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Danny

4.0強く生きる映画。

2017年6月2日
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強く生きる主人公を描く映画としてはトップレベルの映画ではないでしょうか?
執念を貫いて生きるというのは本当に美しいことですね。

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ハワイアン映画道の弟子

5.0登場してくる大女優の一言に、嗚呼……

2017年5月9日
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登場してくる大女優の一言に、「嗚呼、知らず知らずのうちにそうなっている人いるなぁ。男でも女でも」と思いました。

内側から自然に湧き出てくるものじゃなくて、外側から自分の存在を固めたくなる。自身を振り返ると共感する部分もありますし、気を付けないとと思いました。

一度に理解しがたい、というか理解できているのかわからない部分もありますが、良い作品だと思います。

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ちあき

3.5コイスルオトメ

2016年12月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

また必ず会おうと約束し、離れ離れになってしまった名前もわからない憧れの人を求めて女優になり、数々の作品で主役を飾った藤原千代子の半生を彼女の大ファンだという立花とカメラマンの井田とともに回想、ときにはほぼ全参加しながら綴る1人の女性の歴史。

初の今敏!オールナイトで3本!
わずか87分の作品ながらも千代子の怒涛の30年間をテンポ良くコスプレ付きで魅せる。
この魅せ方がうまい。その時代時代に千代子が演じていた役の世界に入り込み、立花の抜群の解説付きでやたらわかりやすく観れる笑。
なのでやたら臨場感がある。戦国時代の役です立花がもはやセリフ込みで参加し始めたのには笑った。

ラストのあのセリフはただの恋する私ステキ的な脳内スイーツなのかはわからんがまあみんな共感できることなんじゃないのかなとは思った笑。
良作。

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オレ

4.0見たことない

2016年11月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

こんな映画は今まで見たことなかった。

昨今はとんでも展開の映画が多く、そのうえ見てるがわに伝えようとしすぎる節が多い。
この映画のように見てるがわの想像を掻き立てられる映画をつくれるような人が増えてほしい。

アニメだからこそできる見せ方も相変わらずすごい。

千代子が顔もまともに思い出せないのに鍵の男を好きになっているってのがとても共感した。

良い終わりかた。

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キャメルライダー

4.0女優とは何か

2014年7月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

『パプリカ』を観て、なんだか不思議と引き寄せられるものがあり、続けてこの作品を観てみました。
演出などは、やはり今監督だなぁと感じましたけど、作画が私としては『パプリカ』の方が好みでしたかね。あとパプリカは夢だけあって、空飛ぶシーンとかの爽快感がありましたけど、こちらはそうした爽快感は少な目ですかね。
いやぁ、しかし、ラストの台詞はなかなか考えさせられますね。女優って、簡単に分かったつもりになってはいかんです。

【再視聴】
ひょんなことから、もう一度、見る機会がありました。そしたら、前と全然印象が変わってました・・・ なんていうか、すごく良かった・・・ なので、ぐーんと評価を上げさせていただきました・・・(★2→★4) 前は何を観ていたんだ、オレ・・・ と反省・・・
千代子さんを好きになれましたね。なにより横顔が好きでした。
最後の台詞には、やっぱり考えさせられちゃいましたね。女優恐るべしであります。

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Charlie

5.0日本アニメ映画最高峰

2014年7月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

幸せ

これ程記憶に残るラストの台詞はありません。

出会ったのは随分昔のこと。主人公と同じように、一生好きであり続けるであろう人が教えてくれた。

記憶に残るその言葉をずっと覚えていて、何年かたった今観てもやはり素晴らしい作品でした。千年先も語り継がれていってほしい。

若くして亡くなられた監督の才能が惜しい。いつか遺作が陽の目を見ることを願ってやみません。

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mi

4.5すごい演出で純愛を描く

2013年3月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

難しい

幸せ

総合:90点
ストーリー: 85
キャスト: 85
演出: 100
ビジュアル: 80
音楽: 90

 往年の大女優の取材訪問を通して、彼女の波乱万丈の人生を振り返る。しかしその振り返り方が尋常ではない面白く独特な演出で描かれる。彼女の出演した作品や取材や回想に物語が重なって、現実と映画作品と仮想空間が次々に切り替わりながら進んでいく。それを描く絵も時には昔風の映画のようだったり版画風だったりとひねりを入れ、次に何が出るのだろうかと期待させるし、戦国時代・江戸時代・近代にと作品の年代が進むのも歴史を駆け抜けるようでとても疾走感がある。
 大女優として歩みながら、幼い彼女の心にともった限りない純愛を描いた物語も印象的だった。人生思うままにならないが、それでも彼女は自分が信じて追いかけるものをもっていた。その結末が幸か不幸かわからないが、儚さに美しさがともることもある。また映像に合わせた音楽が良い出来で雰囲気にあっているし、映画の最後に流れる歌「ロタティオン (LOTUS-2)」もまたよかった。

 この演出のやり方には製作者の素晴らしい才能を見て取れた。監督の他の作品も是非見てみたい。そう思って調べてみたら、なんとこの監督、2010年に46歳の若さで死んでしまったらしく、これほどの才能の喪失が実に惜しまれる。
 ウイキペディアによると、アメリカのアカデミー長編アニメ賞の候補作品にもなったが、結局ノミネートされなかったということだ。この作品に気付いていながらノミネートにすら選ばないなんて、見る目がないんじゃないかと思った。

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Cape God

4.5千年かけても逢いたい人

2011年10月19日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

難しい

泣けます(;_;)

「あの人」を追いかけ続ける千代子さんの姿は女性なら必ず共感できるはずです。
面白い表現法を用いた演出も見ていて飽きませんでした。

かなりオススメです!

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NINA