劇場公開日 2002年7月20日

「濱田マリの喋りが癒される」猫の恩返し 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0濱田マリの喋りが癒される

2025年3月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

萌える

2002年公開作品
同時上映『ギブリーズ episode2』

原作は『耳をすませば』の柊あおい
監督は『ルパン三世VSキャッツ・アイ』で絵コンテを担当した森田宏幸
脚本は『若おかみは小学生!』『きみと、波にのれたら』『のぼる小寺さん』『ブルーピリオド』『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』の吉田玲子

粗筋
トラックに轢かれそうな猫をラクロスのスティックで救った女子高生吉岡ハル
猫は後ろ足だけで立ち人間の言葉でお礼をして立ち去った
猫は猫の国の王子様ルーンだった
猫の国の王が直々に沢山の家来を連れて吉岡家の前に訪れハルに感謝した
猫王第二秘書ナトルは次から次と恩返しをするがそれは猫は喜ぶようなもので人間が喜ぶようなことではなかった
なんやかんやで猫の国に連れて行かれたハルはルーンと結婚させられそうになる
いつのまにか猫っぽい姿にさせられて
猫紳士バロンやバロンの仲間のデブ猫ムタやカラスのトトの助けを借りて窮地を乗り越える

『耳をすませば』の続編的な作品

絵がジブリっぽくない
宮崎駿も高畑勲もほぼノータッチだからか
それに加えて脚本家は吉田玲子

猫のリアルな体型で二足歩行ってなんだかとてもユーモラス

濱田マリの声が癒される

恩返しのつもりが有難迷惑いや迷惑でしかない猫の価値観
自分も経験がある
知人から貰ったばかりの雌猫が自宅では初めての冬を迎え寒くて自分の布団の中に潜り込んで一晩を過ごしたが朝目覚めると枕元に鼠の生首があった

声の配役
猫の言葉がわかる能力を持つおっちょこちょいな女子高生の吉岡ハルに池脇千鶴
クールで頼りなる「猫の事務所」所長のバロンに袴田吉彦
バロンの仲間で短気で口が悪い太った猫のムタに渡辺哲
バロンの仲間でムタと口論ばかりしているカラスのトトに斉藤洋介
猫の国の王子のルーンに山田孝之
ハルが幼い頃に出会った白猫で猫の国で王室の給仕係をしていたユキに前田亜季
猫の国の猫王に丹波哲郎
猫王の第一秘書のナトリに佐戸井けん太
猫王の第二秘書のナトルに濱田マリ
青い隊服の猫に宮本充
猫兵に中村俊洋
猫のシェフに鈴井貴之
ハルの母でパッチワークの仕事をしているバツイチの吉岡直子に岡江久美子
ハルのクラスメイトのひろみに佐藤仁美
ハルのクラスメイトのチカに本名陽子
町田に安田顕
町田の彼女に白鳥由里
国語教師に大泉洋

野川新栄