劇場公開日 2002年6月15日

陽はまた昇るのレビュー・感想・評価

全22件中、1~20件目を表示

3.5俳優たちの顔ぶれが豪華!

2025年11月24日
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鑑賞方法:VOD

世界規格となった日本ビクターのVHSの開発の裏で活躍した人々のドラマ。
俳優たちの顔ぶれが豪華な、そして「いかにも!」というキャスティング。特に頭が硬いビクターの重役達には、それ相応の面々がキャスティングされいる。石橋蓮司と津嘉山正種達だ。悪代官風でヴィランのようだ。(本当は会社想いの真面目な方のハズ)
主軸は家庭用のビデオデッキの開発で、1976年10月31日に日本ビクターがVHS規格の家庭用VTR第一号機「HR-3300」を発売する。一時停止して見たが、VHSの2時間テープが六千円と、映画内の新聞記事に載っていた。
β(ベータマックス)にしろVHSにしろ えらくデカい。私の家は未だにVHSデッキがあるが6倍くらいデカい!

仲代達矢を偲んで映画を観ようと探したら知らなかった今作を見つけた。しかし仲代達矢の出番は少なくて、西田敏行の追悼も兼ねるような結果となったが、中高生の頃に〇〇ロードショーを録画予約してた思い出も蘇った。

仲代達矢演じる松下幸之助が出て来るが、他社の重役達からも扱いが別格だ。「当時は松下電器がそんなに偉かったのか」と、驚いた。

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ナイン・わんわん

4.5【”何事も人。そして夢を諦めない男。”今作は窓際であったビデオ事業部に異動になった男と仲間達が世界規格となったVHSビデオの開発秘話を描いたサラリーマンであれば、涙する作品である。】

2025年11月16日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

ー 最初に。
  今作には邦画の名優を越えた名優である、故西田敏行さん、先日逝去された仲代達矢さんが出演されている。瞑して、ご冥福をお祈りいたします。ー

■粗筋
 日本経済がマイナス成長に陥った1970年代前半。
 日本ビクター本社開発部門に勤める開発技師・加賀谷静男(西田敏行)に、左遷とも言える、非採算部門である横浜工場ビデオ事業部に赴任し人員削減をするよう、役員達から指示がされる。
 だが、人材を財産(人財と言う言葉を我社では使っている。)と考える加賀谷は、ある極秘プロジェクトを立ち上げた。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・ご存じの通り、加賀谷静男は実在の人物をモデルとしている。
 実に立派な方であると思う。

 <加賀谷が赴任後に行った大改革の数々>

  1.本社指示の人員削減をせずに、効率的な組織編成を行った事。
   ⇒これにより、やる気を失っていた人たちは、加賀谷への想いと共に、やる気を取り戻すのである。

  2.ビデオ事業部240名の名前を、全て覚えた事。
    ⇒組織の長たるものの必須の仕事であるが、240名の名字だけでなく下の名前まで覚えるというのは凄い。だが、これにより240名とのコミュニケーションが進むのである。社長からフルネームで呼ばれて、嬉しくない人はいないでしょう。

  3.下請けと言う言葉を部下に使わせずに、”協力会社”と言う言葉を使うように指示している所。
   ⇒これにより、協力会社社長たち(井川比佐志たち)は、加賀谷を信頼していくのである。

  4.開発陣が、昼夜を問わず開発したVHSを【互換性のある、統一規格】とするために、ライバルメーカに内部構造を公開した事。
  ⇒これは、凄い事である。だが、結果的にこの判断が世界にVHSを広めたのである。

  5.世界の松下幸之助(仲代達矢)に、アポなしで夜に車を走らせて、松下の大阪本社に会いに行った事。
  ⇒これは、博打であるが、日本ビクターの役員達が、ベータ導入を検討している中での行動である。そして、松下幸之助が言った言葉。
   【VHSは、150点や!】

<今作は窓際であったビデオ事業部に異動になった男と仲間達が世界規格となったVHSビデオの開発秘話を描いたサラリーマンであれば、涙する作品である。
 ラスト、妻子と工場に行った加賀谷静男が見た、ビデオ事業部240名が作った人文字のシーンは名シーンである。
 さあ、明日から又、厳しき仕事を頑張ろう!と思わされた作品でもある。>

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NOBU

5.0技術者達の熱い思いに心打たれます

2025年7月30日
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泣ける

興奮

VHSの開発に挑んだ企業の話。実話が元。豪華な俳優陣。技術者の熱い思いが最高です。しっかりと感動させてくれるラスト。文句無しで楽しめました。めちゃくちゃ面白い作品でした。

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RYO

4.0VHS vs SONY あんたらの時代は熱かった。

2025年6月15日
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楽しい

興奮

NHK「プロフェッショナル」でも神回として残るVHS誕生秘話。
1970年代低迷し始めた日本経済に家電メーカーとしての企業戦争。
ビクターの開発部門にいた加賀谷は突如、不採算部門の横浜のビデオ事業部に部長として赴任。
決起回生のビデオプロジェクトを画策する。

時は1975~1976年なので、自分がビデオデッキに触れるのは5~6年後になることで、開発にメーカーの熾烈なドラマがあるとは知る由もなかった。
中学校に入ると何人かビデオを持っている家庭の同級生が何人かいたが、ベータとVHS半々で、ベータの持ち主はブランド志向的感覚が多かったイメージだ。その後、1985年になるとビデオレンタル店が出始め、両方置いていた店があったように記憶しているが、1泊500~700円とTSUTAYAが1週間レンタルを始めるまでは安くはなかったと思う。
1980年代後半にはメーカー対応の多いVHSデッキが安くなりはじめ勝負あったという感じだった。

ビデオについてはこんな感じではっきりと記憶が残っているので、この映画の内容には気持ちがだいぶ入ったし、実話の人間ドラマとしては感動的な内容だと思う。
あの頃の日本は熱かったんだなぁ。。と憧れにも感じる思いがあった。

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Soulman

3.5見てよかった、

2025年6月10日
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鑑賞方法:TV地上波

なにげに予備知識なく見てみた。
西田敏行がいいのは言うまでもなく、名前は詳しくわからんけど(笑)顔を知ってる俳優がたくさん出てた。

「組織」というしがらみもあるなか、夢を追いかけて実現していく、その熱意、意識、姿勢、、、熱きよき日本の一面があった。

まあ、口きかないのに文句ばかり言う息子の「たけし」は好きになれないが(笑)

しかし、そんな息子のことより、いい上司、いい技術屋、いい仕事人、プライドをもってそれぞれの業界で働く、そんな人がたくさんいる世の中だったら、産業でも経済でもよりよくなるのに、そんな印象、感想が強く残った。

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みけい

5.0プロジェクトVHS…進歩と夢

2025年4月16日
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泣ける

興奮

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しゅうへい

3.5日曜劇場や…

2025年1月4日
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日曜劇場、池井戸潤系の話で泣く人は感動必至
わたし大号泣
自分の仕事に情熱をかたむけ人に心を燃やし
夢中になって挑む場所にこういった物語は知られども沢山あるんだろうな

今は亡き名優の熱き名演がスッっと心に入ってくる
戦わない奴に陽は当たらない

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こな

4.5「真摯に向き合う」本当の姿

2024年9月21日
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鑑賞方法:その他

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知的

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おぐやん

4.0何か見ちゃうんだよなぁ

2023年8月21日
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鑑賞方法:VOD

2002年の作品なんでけど作り方が古風っていうか良い意味で古臭い感じがするんですよね。時代背景は昭和だけど映像自体も昭和のドラマ感が出てて何か終始安心感がある。

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猿 BoBo

4.0高度成長期だったからという背景はあるだろうけど…。

2022年10月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

「人生至るところ靑山あり」という言葉を思い起こしました。この作品を観て、評論子は。
どんな境遇にあっても、己の長所を専一に磨き、伸ばしていくことの大切さが浮き彫りになっていると思います。
いわゆる高度成長期だったからあり得たという指摘もまんざら的外れではないと思いますが、その一方で、コロナ禍の今でも通じる真理を含んでいるようにも思われました。
良い作品だったと思います。

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talkie

4.0会社内で自由勝手にタバコが吸えた時代。 車を運転してる渡辺謙も助手席の西田敏行もシートベルトをしてない。 麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」のVTR、

2022年10月19日
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鑑賞方法:VOD

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興奮

動画配信で映画「陽はまた昇る」を見た。

劇場公開日:2002年6月15日

2002年製作/108分/日本
配給:東映

西田敏行
緒形直人
篠原涼子
真野響子
石橋蓮司
倍賞美津子
江守徹
渡辺謙
津嘉山正種
國村隼
中村育二
田山涼成
蟹江一平
鎌田樹音
新克利
加藤満
崔哲浩
永倉大輔
石丸謙二郎
石田法嗣夏
八木勲(夏木勲)
井川比佐志
仲代達矢

ビデオ戦争の話である。

1975年にソニーが文庫本サイズの媒体を用いるベータマックスを発売したのに対し、1976年に日本ビクターはVHS方式のビデオカセッターHR-3300を発売[2]した。

他社ではVコードを開発した東芝・三洋が「ベータ方式」に参入(当初は併売)、オートビジョン方式・VX方式を開発した松下電器も、子会社であるビクターが開発したVHSの併売を決め、最終的には「ベータ方式」と「VHS方式」に収斂された。

第26回日本アカデミー賞優秀作品賞、
優秀主演男優賞(西田敏行)、
助演男優賞(渡辺謙)、
優秀音楽賞受賞、
第15回日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎賞受賞作品。

オレが学生の時には自宅にVHSのビデオレコーダーがあった。
ビデオレコーダーの購入は他の同級生の家庭よりも早かったと思う。
角川映画の「野生の証明」(1978年 )を何十回も見た記憶がある。

松下電器、ビクター、ソニーなどの会社や松下幸之助(仲代達矢)が実名である。
ビクターが松下電器の子会社だったことは知らなかった。

会社内で自由勝手にタバコが吸えた時代。
車を運転してる渡辺謙も助手席の西田敏行もシートベルトをしてない。
麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」のVTR、
いろいろ時代を現した描写があった。

ラストシーンとか脚本が出来過ぎの感はあるが、
見応えのある映画だった。

個人的には石橋蓮司、津嘉山正種のシブい演技が好き。

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

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ドンチャック

2.0規格統一はいつの時代も困難

2022年7月14日
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ビデオテープの規格は消費者側からすると、何とか統一できなかったのかと思っていた。

これは、官主導で統一を強制しようとした結果、企業の反発を食らった、
当時よくあった事例の一つだね。
自家用車参入に苦労したトヨタ、4輪への参入を絶たれかけたホンダなど、
自動車産業でも官に苦労させらっぱなし。
官は規制という横槍を入れるものの、当時の企業が反骨精神で乗り切り、
以降の繁栄の基盤を築いたのが現実。
総じて省庁主導は先見性が甚だ疑問。無い方がマシ。

さて、ソニーはこのビデオ規格競争で敗れたことを教訓にして、
3.5インチフロッピーの規格は公開して競争に勝っている。
だがメモリースティックなど、独自規格に走って迷走する傾向も大いにあった。
と、この映画を観て感慨に浸ったところ。

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ビン棒

4.0名優揃い踏み

2020年4月4日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

お亡くなりになった佐々部清監督の代表作。
民生用ビデオの開発競争を題材にしたドキュメンタリー風の作品。キャストに西田敏行さん、渡辺謙さんなどの名優が緊迫した状況をリアルに表現している。技術主導のベータ vs 市場の意見を優先したVHS。通産省の思惑に対して、駆け込みで商品発売に向け社員一丸となり団結してゆく様。規格の主導権の鍵を握る松下電器はどちらを選ぶという流れをうまく表現している良作です。

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ミネルバ250

3.5何度か観てるけど

2020年3月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

最後のシーンは、どうしても泣いてしまう。

「一人の人間の情熱が、人を、そして世界を変えていくことができるのだ」、というお手本のようなストーリー。

あの当時、このようにモノは開発され、製造され、そして店舗に運ばれ、売られていった。
その汗が感じられるシーンの数々。

もちろん西田敏行もいいのだが、彼に感化され、徐々に彼の考えに賛同し、励ますようになる渡辺謙もいい味出してる。

今でも自分は、時折VHSのビデオを使っているが、いつの日か、「VHSってなに?」と、未来の子供たちに言われてしまうのかと思うと、すごく寂しい気持ちになる。

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川柳児

3.5これぞ日本人の生き方

2020年1月24日
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見聞

3.5人が会社をつくる

2019年11月5日
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個人評価:3.6
ベータとVHSの知られざる競争と、いかにVHSにシェアが流れていったかがよく分かる。製品や会社は人が作っていくモノだという事を教えられ、またその情熱をもって仕事をする人達を羨ましく感じる。

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映画BARシネマーナ

5.0真摯に働く素晴らしさ

2019年3月16日
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働くことが作業や手段になりつつある現代。
この映画は、働くことの素晴らしさ、情熱を教えてくれる作品でした!
誇張なく、人生の半分以上影響する仕事。
その仕事に夢と情熱を帯びれば、人生が輝く(≧∀≦)

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taro1848

3.5レビュー

2017年4月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

今はもう廃れ気味?のVHS開発についての映画。開発の難しさと仕事への情熱には胸打たれるものがある。

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みそしる

5.0毎年必ず見る映画

2017年1月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

毎年これを1年に一回見ては生きる力をもらってます!
西田敏行さんの白熱の演技が最高ー
渡辺謙さんもいい味出してます。

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ジョージ

3.5日本社会への激励

2015年5月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

以前の職場が独自開発システムを売っていた会社だったので、胃がキリキリする思いで観てました。
西田さん演じる事業部長とナンバーツーの渡辺謙さん演じる大久保さんみたいな人がいたら、江口さんみたいな器の人がいたら…人を動かすためには人ですね。
実力俳優達ばかりなので、自然と感情移入できました。

当時世界を視野に入れて動くことができたこと、本当にすごいと思います。
タイトルは、この映画の中身ではなく、観る人に希望を持たせるためにつけられたのかなと考えました。

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ソラ
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