映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦のレビュー・感想・評価
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原恵一監督らしいビター
クレヨンしんちゃんといいつつ、武士と姫の淡い想いと精緻な合戦描写が見応えのある作品。
公開当時、クレヨンしんちゃんの映画評の上がり方もすごかった覚えがある。
しんちゃんのああいう表情も声も、こういう物語ならではだと思う。
ギャグ漫画?いや、感動の名画でしょ
久しぶりに観て、また泣いてしまった。
おバカ加減は少し落ちるもののストーリーはしっかりしているし、安心して観れる。
とりわけ野外の景色が漫画と思えないほどリアルでキレイ。
実直な廉姫に対して又兵衛の優しさがさらに終盤の悲しみを大きくさせる
単なる報われない恋ではなく永遠に報われない恋になってしまった瞬間、涙無しには見れない。
しばらくしたら又見たくなる映画の1作品だ。
今回もヒロシが活躍してくれた。
「しんのすけのいない世界に未練なんかあるか!」で車に必要な荷物を積み込んでタイムスリップするが何故か持ち込んだボディーブレードが大活躍。
実は我が家にも在り久しぶりに引っ張り出した。
2,000円で買ったのにネットで284円で売ってた。
なんぼしてるか調べやんといたら良かった。
エンドロールで京アニの方の名前が何人か流れていた。
クレしんにも参加してたんやなあ
素晴らしい才能がいくつか消えていったことにただただ、ご冥福を祈ります
しんちゃん戦国時代で大活躍
面白かった。
映画クレヨンしんちゃんの中で一番好きな作品です。
敵の本陣まで車で一気に突っ込んでいくシーンは本当に爽快です。
敵陣で又兵衛と敵の大将の右腕との一騎討ちは実に見事でした。
一番面白かったのはしんちゃんが高虎の股関に頭突きでトドメの一撃のシーンがもう大爆笑でした。
アオゾラサムライ‼️
「嵐を呼ぶモーレツ!大人帝国の逆襲」もそうですけど、原一男監督が出かける「クレヨンしんちゃん」はホント素晴らしい‼️決して子供向けではありません‼️今回は戦国時代にタイムスリップしたしんのすけ家族の冒険を描く‼️タイムスリップものらしく、庭を掘ったら出てくる過去からの手紙、合戦シーンで野原家の乗用車が大活躍したり、ビールやカレーライスに過去の皆さんが大感激したりと、ホントに楽しい‼️物語としては "青空侍" こと又兵衛と廉姫の恋愛が軸になっています‼️しんのすけが過去に来た時、又兵衛を敵の銃弾から救う‼️そして又兵衛と廉姫はお互いの気持ちを確認‼️クライマックスで又兵衛は敵の銃弾で命を落とす‼️これは悲劇です‼️が、しかし‼️しんのすけが最初に又兵衛を救ったことで二人はお互いの気持ちを確認できた‼️仮に又兵衛が助かったところで、あんな時代に二人の恋愛が成就出来るとは思えない‼️しかし又兵衛にとって廉姫の気持ちが分かっただけで充分‼️最期の死に顔は幸せそうだった‼️泣けますね‼️私は鑑賞してる間、又兵衛が三船さんに見えてきました‼️そういえば「七人の侍」の菊千代みたいなキャラがいましたね‼️原一男監督にはまた「クレヨンしんちゃん」を撮ってほしいですね‼️
やはり子供向けなので、、、
各方面から絶賛されている名作、とのことで、満を持して鑑賞。
しかし、やはり、心配が当たる。
ストーリーは真面目でお涙頂戴モノとしては秀逸なのだが、所々に入るしんのすけのしょうもない言動が(一つも笑えない、、、)やはり気になって集中出来ない。内容的にはうるっとは来るんですよ。でも、大人はこれでは泣ききれないと思うんだけどなぁ。戦の現実なんて阿鼻叫喚であることは当然なのに、このアニメでは全く血も流れないので、感情移入出来ませんでしたね。
ま、小学生も観るのだから、これでいいんですけど、他のくれよんしんちゃんシリーズも推して知るべしだな、と。しょうがない、これは。
青空侍
何度見ても素晴らしい映画です
どうして
クレヨンしんちゃんってこんなに心が温まるのだろう。
しんのすけとおまたのおじさんの
男の友情に
そして 儚い恋に感動しました
作品の構成も設定も素晴らしく
なにより面白い
広い年代で楽しめる作品であることは間違いありません
いつまでも忘れず見ておきたい作品です
アッパレ!
しんちゃんだしなと安心して見てたら、
やられました。
マジかよ!と言う驚きと感動を持って終わりました。
何より戦国時代の合戦の作法が凄いリアルで、
かなり調べたんだろうと言うのが伺えて感心しきり
でした。
もっと手を抜いて良いんじゃ!と思ったけど、
戦国時代をリアルにする事でしんちゃん達がやって来た
おかしみも出るし、
凄い事やってるなと思いました。
名作と言われる所以を存分に味わえました。
感動するってオススメされたけど、ながら見だったからかそれほどじゃな...
感動するってオススメされたけど、ながら見だったからかそれほどじゃなかった。
感動っていうか、正直最後のシーンが悲しいってだけのような気もする。
ここの他でどこか泣くポイントあった?
思わず声が出た
結末に泣いちゃう....姫の気持ちを思うともっと泣いちゃう....
なんで殺す必要が??やめて...意外な展開で声出ちゃったよ...悲しいよー!!!(泣)
他の人のレビューにあった通り確かに子供向きでないです
完全大人の方に向けた映画だと思います
設定も設定だしちょっと難しい言葉もあるし、そんでもってあの結末は子供にとっては理解し難いしちょっと刺激が強いかも....
しんちゃんの映画にしてはとっても悲しくて素敵な映画でした
シリーズの中でも別格!!
2017年の劇場作品から遡って全部観ていますが、やはり別格と言う感じです。戦国時代の舞台や人々の生活をきちんと構築してから、そこに野原一家を絡ませていく形で作っていると思います。戦国描写がほぼ全てで、シリーズの他の作品とは作り方が根本的に違うと思います。これ以降、歴史シリーズは全く作られなくて残念です。「保険は下りねーぞ!!」とエクササイズ棒で爆笑しましたが、昔観た時も同じ個所で笑ったのを思い出しました。演出と絵コンテで、ガルパンの水島努が参加していて、過去の仕事も流石だと思いました。
「泣くんじゃない!」「笑うな!」って言うけど甥っ子よ
あなただって泣き笑いしていたじゃない。ほんと、ボロボロに。
小学中学年にしては、ふだんどちらかというと醒めた感じの甥。でも、真剣に感情移入して観ていたなあ。
もう、後半なんて、泣いているんだか、笑っているんだか、二人ともわからなかった。帰りは久々に同じ題材で語り合ったというより、あんなに熱く語る甥は初めてだった。
ふだんは「しんのすけ~!!!(檄)」が印象深いみさえ。
同じく普段は、畳の上のトドのごとくゴロ寝したり、バカやったりして、みさえから檄を飛ばされているグダグダな印象が強いひろし。
どこにでもいる夫婦・父と母。
そんな、あ・の・グダグダひろしが、あ・の・みさえが、ここでこう言うかぁ、こう動くかぁと、この映画に描かれていない普段のひろし・みさえを想像すると、あの台詞、あの行動がなおさら胸を打つ。
子どもを守る。ビビりながらも、子どもに大人たる姿を見せる。そのギャップに萌える。
やっぱり、クレヨンしんちゃん一家でないとだめなんだ。この映画は。
戦国時代の大人達も、しんのすけのおバカをさらっと受け入れる度量を持っていて、大人は大人できっちり生活しているから、各登場人物にしっかり感情移入できる。
未来の話を聞いて、今の生活の虚しさを知る殿さまの決断。娘を想う気持ち。それを受け入れる民草。その絆。ここでもうるっと。
一見ダメンズに見えるが、芯はしっかりしつつの青空侍。しんのすけへの態度になんて良い奴なんだ度がアップする。
お姫様も健気で可愛い。
一つ一つのエピソードを、あっさりと、だけどきっちりと話の筋を通しつつ、ギャグを入れてくる。前半はのどかな風景と相まって、戦のやるせない様子を静かに取り入れて、のどかに話が進み、後半炸裂。泣き笑いの嵐。
そして発せられるしんのすけの言葉。例え普段大人をおちょくってバカやっていても、こんなまっすぐな心を持ち続けたいなと感動~!。(大人の私は子どもにこんなふうに指摘される大人になっていないかとドキッ!ともする)
そしてラスト。迎合しない。
衝撃、余韻。このラストがあるからこの映画は普及の名作となった。
ここまでやるかというほどに時代考証がしっかりしているのは有名。
思いっきり手を挙げて見送る姫の二の腕をしっかり整える乳母。この時代に女が二の腕見せるなんてはしたないと思われていた、そんな細かいところまでしっかり描く。そんな様が本当にさりげなく描かれているから、時代ものオタクではない私は最初スル―しちゃったほど。後から見直して「あ」と気づく感じ。決してうるさくない。
大人のための映画という意見があるけど、そうは思わない。
話の筋はあまり複雑にしておらず、すっきりしている。
恋だけでなく、青空侍の生きざまとか、袖すりあうも…の縁・義とか、上に立つ者の矜持とかが、さらっとだけれど結構詰め込まれている。鑑賞しなおすたびに、心に響くところが膨らんでいく。
なのに、映画としては詰め込まれた感がない。”青空侍”のように、青空がどこまでも広がっていく感じ。そのバランスが見事。
そして、味方キャラと敵キャラの相対-民草や命を愛おしむ者たちと、ないがしろにする敵キャラ等-などで、けっこう単純に描かれており明確。
だから、小学生でも幼児でも、自分が好きなポイントにはまって楽しめる。
とはいえ、このラストの痛みがわかるのはやっぱり10歳前後位からじゃないだろうか。
子どもに本物を与えようと、妥協なしで正面切って本気で取り組んだ作品。
大人にも見ていただきたいけど、子どもにこそ観てほしい。
突っ込もうと思えば、重箱の隅をつつくごとく、突っ込めるところもあるけど、
これほどの映画に出会えた至福に感謝します。
これがしんちゃんの映画…?
内容は傑作中の傑作です、文句ありません。
ですがこれはしんちゃんの映画…?でやるべき内容だったのか。
子供はきっと理解出来ない部分が多いでしょう、完全大人向けの映画でした。しんちゃんが泣くシーンをあまり見た事がありませんがこの映画ではそのシーンが組み込まれています。
これは果たして子供向けのしんちゃん映画なのか…。
色々と思う部分はありますが名作なのは間違いありません。
大人帝国と1位2位を争う名作映画です。
初めての視聴。
終盤はただただ号泣。
クレヨンしんちゃんにここまで感情移入させられてしまうとは思わなかった。
いやでも、むしろクレヨンしんちゃんだからこそ最後まで観れたんだろうと思う。
これがセリミアルが絵柄だったりしたら重すぎて見れなかっただろう。
名作と言わざるを得ない。
食わず嫌いせずぜひ見て欲しい。
初めて通して見たんですが、動作の描写がいちいち丁寧で見惚れる。多分...
初めて通して見たんですが、動作の描写がいちいち丁寧で見惚れる。多分担当作画の人の性癖詰め込んだんだろうな。好きです。
演出も憎い。しんちゃんは将来大物になるってどの映画見ても思うんですが、今回は特に。
主人公でありながら準主役たちの関係性を引き出していく見事なトリックスターぶり、まさにあっぱれです。
何故クレヨンしんちゃんに名作が多いのか
クレヨンしんちゃん映画の頂点がこの作品と言える。
ちょっとやりすぎじゃね?ってくらい、物語が大人向け。
子供そっちのけで製作者が暴走しちゃったが故の名作。
これは紛れもなく大人が作った、大人による、大人のためのアニメ。
どうしてこうなった笑
と突っ込んでみる。
この映画が公開された当時、クレヨンしんちゃんは、みんなが知ってるけど、国民的アニメのギリギリ外にいた。
みんな知ってるけど、バカなアニメ、あんまり子供に見せたくないアニメとして、不動の地位を得ており、製作者サイドは改心することもなく、何でもやりたい放題。
おまけに、クレヨンしんちゃんの素晴らしいところは、大人向けの笑いネタが入り込む余地があったところにある。元々原作が連載されていたのが、アクションだから、大人向けのネタが多くて当然か。
とにかく隙だらけのアニメであり、かつ、国民的アニメの外にいて自由だったが故に、製作者はその作家性をいかんなく発揮できた。
プラス、日本のアニメのお家芸である、スピード感のある動画が組み合わされば、それは名作が生まれるはずである。
みんながすでに知っているから、説明描写を描く必要がない。
隙だらけのアニメだから、作家性が入り込む余地がある。
大人向けのネタが許されてるので、大人向けの物語をやることにあまり抵抗がない。
絵はアニメの最先端をゆく、現役バリバリのアニメーター。
名作が生まれる土壌全て揃っている。
こういう自由な土壌があると、才能のある人材が頭角を現す。
原恵一がその一人だ。
アメリカには、ロジャーコーマンと言う人がいて、ロジャーコーマンは、若手の映画監督を安い金で雇い、ドライブインシアターで上映されるようなゴミ映画を作っていた。
ロジャーコーマンの映画では、暴力、おっぱい、爆発、この3つが映画に盛り込まれていれば何をやっても許されていた。
こういう自由な土壌で映画を撮りまくっていた当時の若手の映画監督は、今ではアカデミー賞を取るほどの巨匠となった。
クレヨンしんちゃん映画は、日本のアニメ映画界におけるロジャーコーマン映画のような位置付けであったのだろう。
クレヨンしんちゃん映画では、家族の絆、オカマ、しんのすけがズボンを脱ぐシーン、が出てきさえすれば、何でも許されていた感がある。
皆さんもご存知国民的アニメと言えば、ドラえもん、サザエさん、ちびまる子ちゃんといったところか。
この辺のアニメの不運なところは、おふざけや下ネタや製作者の作家性がが入り込む隙が少ないこと。
ドラえもんに至っては、映画の物語は基本手に漫画の大長編に沿って進むため、製作者は物語をいじりにくい。
現在、クレヨンしんちゃんも国民的アニメの一角となっており、以前ほどは冒険しにくくなっているから残念。
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