冷静と情熱のあいだのレビュー・感想・評価
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忘れられない一生の恋。
最初観たのはいつか忘れてしまいましたが、何度観ても大好きです。 舞台はイタリア、冷静と情熱のあいだを観て行きたいと思い、大学4年のときに旅行に行きました。本物のイタリア、フィレンツェのドゥーモはもちろん美しいですが、当作品はその美しさを色褪せることなく映し出しています。音楽や、ラブストーリーがそうさせているのでしょうか。 引き離された愛、忘れることのできなかった恋。一生のうちに1度でも出来たら、素敵ですよね。 大学時代の純正とアオイの姿を見ると、ほっこり幸せな気持ちになります。
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しだいに身につまされて、やがて
若くして海外生活を、特に南欧での生活を経験した人ならきっと、この映画のストーリー展開に少なからず共感せずにはいられまい。大学時代は恋人同士、その後も互いが変わらず忘れがたい存在なのに、別々の道を歩む。年を経ても互いが忘れられず、それでもなんとか他の異性を受け入れようとするが、いつもギクシャク。二人は10年後、つまり彼女の30才の誕生日にフィレンツェの大聖堂のドゥオモで逢うことを約して別れたのだが、さて、二人の空虚な思いはいつ埋まるのだろうかというのが唯一の関心事。 最初は、イタリア語や英語が交じり、当事者同士で十分な会話が成立しているとはとても思えない中途半端なシーンが多く何も期待しないで観ていたら、なんだかしだいに身につまされる展開になってくるので、あわててエリを正して鑑賞。たったひとりの人に思いを寄せて悔いない人生は幸せなのか、それとも不幸なのか、幸せの落としどころは他のどこにもないのか、いろいろ考えさせてくれる映画でした。
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