「映像が醸し出し時間に身を委ねる。」EUREKA ユリイカ mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
映像が醸し出し時間に身を委ねる。
見ててしんどい映画である。映画の長さもさることなが別所の咳が後半になるほど酷くなり聞いていてしんどいのである。勿論その震度は差は計算済みのものである。音が重要になる。音は目の前に起こった拳銃で人を殺害する情景のシンボルである。「帰ろう」の最後の言葉が救いとなる。帰るところがある。見る者も映像の呪縛から解放される。物語はトリックスターの斉藤陽一郎演ずる秋彦に委ねられる。役所と宮崎あおいの演技は突出してる。
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