ひなたぼっこ
劇場公開日:2001年3月10日
解説
健常者と同じ高校で学ぶ、知的障害の若者たちの姿をとらえた長篇ドキュメンタリー。監督は桐野直子。撮影を中村稔が担当している。べーカム&DV→16ミリキネコ作品。
2000年製作/91分/日本
配給:「ひなたぼっこ」全国上映実行委員会
劇場公開日:2001年3月10日
ストーリー
千葉県に住む“知的障害者“と呼ばれる若者たち。彼らと彼らの家族の願いは、公立の高等学校で“普通に“学ぶことだ。山田晶生くんは、高校生活最後の年を音楽部で過ごした。定時制の放課後は短い。練習時間の少ない中、彼は先生や仲間たちに励まされドラムを叩き続ける。全日制の高校に通う山本江美子さんは放送部員。クラスメイトと一生懸命に取り組んだ文化祭では、アナウンスもこなしてみせた。中邨淳くんは、定時制高校を一度も休んだことがない。休みの日には、幼なじみの女の子とショッピングを楽しんだりもしている。立石歩くんは、欠席も遅刻も殆ど無いが授業中は眠っている。家庭科で挑戦したエプロンは大評判だった。石塚由幸くんは、マイペースながらボーイスカウトなどの活動に参加する積極派。高校受験を迎えた彼は、しかし失敗してしまう。彼らは“ちばMDエコネット“の仲間でもある。千葉工大の協力を得て挑戦した、遊休農地を利用した野菜作りは大成功を収めた。そんな彼らに、新たな始まりの季節がやって来る。彼らは、それぞれのステージを活き活きと生きていく。