「なつかしさ」映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲 プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
なつかしさ
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21世紀末のお話。日本で万博が行われていて、それは21世紀を懐かしむものだった。
大人たちは童心に帰って遊びまくるが、次第に「懐かしいニオイ」によって洗脳され、未来を拒絶=子供を憎むようになり、全てを放棄して万博に入り浸る。
しかしこれは陰謀で、物やゴミがあふれ人の心が淀んだ世の中を昔に戻すという計画だった。
町に残された子供たちは昔気質に再教育するべく誘拐され、そして数日後には「ニオイ」を全放出して陰謀を完結すべく準備がされていた。
しんのすけらはこれを知り、父ヒロシの臭い靴を匂わせて両親を正気に戻す。
そして家族の絆を取り戻し、何とかして陰謀を阻止しようと敵兵から逃げながら頑張る。
やがてその様子を見ていた他の大人達も正気に戻り、「ニオイ」の放出を断念せざるを得なくなる。
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誰もが子供時代は懐かしく、美化し、戻りたいと思っている。
それと、現実世界での家族の絆=未来とどちらが大切か?という話。
今回の悪のボスも同様で、悪というよりもむしろ純粋な人物である。
私は子供がいないので、こんな理想郷があるのならそっちでもいいな、と正直思った。
そう思った人も多いのでは?それくらい現実世界は淀んでいる・・・・
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