「あの頃を胸に、今を、未来を、生きよう」映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
あの頃を胸に、今を、未来を、生きよう
"クレヨンしんちゃん(映画)" シリーズ第9作。
ABEMAで久しぶりの鑑賞。
原作マンガは一部既読。
子供の頃に観た時と、まるで印象が違ったことに驚いた。しんちゃんたちとオトナ帝国の戦いに笑いながら手に汗握り、クライマックスに野原一家がファイヤーするシーンの熱さに感動してはいたものの、この映画の本質はもっと別のところにあるのだと云うことに、ようやく気づかされたのである。
大人になった今、良いこともあるがそれにも増して嫌なことが多くなったように思う。ふとすれば出るのは溜息ばかり。
気づけば「あの頃は良かったなぁ」と呟いて、子供に戻りたいと思うこともしばしばだ。楽しかった想い出ばかり蘇る。
だが、と本作は訴える。ノスタルジーに浸るばかりではいけない。あの頃の想い出を胸に、大切な人たちと今を、未来へ向かって生きることこそ、素晴らしい人生なのだ、と…
※修正(2025/07/30)
コメントする
CBさんのコメント
2022年11月25日
> ノスタルジーに浸るばかりではなく、あの頃の想い出を胸に大切な人たちと未来へ向かっていくことこそ、素晴らしい人生なのだ…
ですね。俺も、本作を高評価する子供たちから、おんなじことを言われました。
自分で気づくしゅうへいさんに脱帽。