「【”ノスタルジーに浸り過ぎていては、未来は無いよ!”コンセプトが面白きアニメーション映画。懐かしきフォークソングの数々も沁みます・・。】」映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”ノスタルジーに浸り過ぎていては、未来は無いよ!”コンセプトが面白きアニメーション映画。懐かしきフォークソングの数々も沁みます・・。】
■感想
・21世紀の日本を憂う、ケンとチャコが率いる”イエスタデイ、ワンスモア”が行った”20世紀の匂いをオトナ達に振りまき・・”と言うコンセプトが秀逸である。
・どこか、冷めたケンとチャコの姿も”未来に絶望しているから”虚無感が漂っている。
・冒頭から登場する、昭和の香りのするキャラクター達。ゴモラに似た怪獣・・。ひろしSUN(軽く脱力・・)。
・”内の世界”と、”外の世界”という概念。
・ひろしを元に戻す足の臭さ・・。軽く脱力しそうになるが、キチンと仕事して、生活しているから発する匂いなのである。
・しんちゃんが叫ぶ”オラ、大人になりたいから・・”と言う言葉。
・ひろしがケンとチャコに言う、”家族のある生活をアンタタチにも分けてあげたいぜ!”と言う言葉。
<中盤までは、コンセプトの面白さを楽しみ、後半は随所で沁みてしまった作品。
「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズが大ヒットしたのは、”イエスタデイ、ワンスモア”の心が、オトナ達に色濃く残っているからであろうと思った作品でもある。>
■補足
・ケンは”トヨタ2000GT”を愛車にしている。心根は、良い男なのだろう・・。
・エンドロールで、京都アニメーションの方々が多数、今作に関わっていた事が分かった。
若きアニメーターの未来を奪った卑劣な男に、未来が無いのは当然である。
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