「山本五十六の大罪」連合艦隊 馬券師さんの映画レビュー(感想・評価)
山本五十六の大罪
あの戦争は勝てる戦争であった。
本来南進した後西へ向かいインド洋を制圧する。
これが基本作戦であった。
この作戦をぶち壊したのが山本五十六である。
真珠湾攻撃を強硬に主張。
山本の思惑とは真逆にアメリカの怒りに火をつけただけ。虎の尾を踏んだだけ。
日本がインド洋に来ることをどれほど恐れていたか。
アメリカのマーシャル参謀総長は
「日本がインド洋を制圧したらアメリカは打つ手がない」
チャーチルは
「日本がインド洋に来たら対抗できない」
ラッセル・グレンフェル英海軍大佐は
「日本がインド洋作戦を実施したら破滅だ」
当初の予定通りにやっていれば勝っていたのである。
恐れおののくチャーチルはルーズベルトに何とかしてくれと泣きつく。
それじゃあとドーリットル空襲。
この罠に山本ボンクラ五十六がまんまと引っ掛かりミッドウェイ。
ここで改心してインドへ向かえばまだ勝機はあったのだが、そこは懲りない五十六。
何をトチ狂ったかガダルカナル。
これで万事休す。
この映画には出ていないが山口多聞が連合艦隊司令長官だったら日本は勝っていただろう。
山口は『真珠湾攻撃』では石油タンクの第二次攻撃を主張したが却下。
敵将ニミッツは後に、「タンクをやられていたら艦隊は数ヶ月以上行動不能になっていた」
山口は『ミッドウェイ』では連合艦隊の総力を結集すべきと具申するも、提案は却下。
中途半端な戦力で戦った五十六の見識のなさ。勝てるわけがない。
山口は敵機動部隊を発見したとき魚雷に変えないでそのまま攻撃すべきと主張するも却下。
結果はご存知の通り装備を変えてるうちに敵機に攻撃され撃沈。
この時五十六は500キロ後方の大和で将棋を指していたそうである。
呆れて物も言えない。
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