「劇画顔のルパン一味」ルパン三世 DEAD OR ALIVE Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
劇画顔のルパン一味
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総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 70
基本的にはいつものようなルパンシリーズであるが、シリーズの中では平均より上か。一番の違いは監督が原作者でもあるモンキー・パンチであり、彼の意向でかっこいい大人びたルパン一味になっていることだろうか。登場人物の表情はかなり濃い劇画調の原作に近いものになっている。こういうのもありかなと思う。ただ今作での銭形刑事のあごはあまりに割れすぎ。
物語はいつもの行き当たりばったりに近い展開と少々異なり、映画の始まりの時点で実はルパン一味がかなり事前に調査をし準備に時間をかけていたことが最後のほうにわかる。その意味ではこのシリーズとしては凝ったもので、これはこれで良かったのではないか。いつもさんざん苦労した割に報われないが、今回は珍しく全部ではないとはいえお目当てのものを手に入れる。これだけ準備したのだから、たまには彼も稼がないとね。
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