ラブ&ポップのレビュー・感想・評価
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数年前にAmazonプライムで視聴したことがある。本日はレビューの...
数年前にAmazonプライムで視聴したことがある。本日はレビューのためHuluにて1.75倍速で視聴。世紀末当時の東京の援助交際を独特な演出で作品にしている。画質が悪いのは意図的なのか予算が無かったのか知らないが、肯定的に考えれば個性的で味があるということもできる。
当時の意地悪風な浅野忠信さんが好き。
いつの時代も、この世代の女子はこんな感じで…。
この年代の女子達は、きっと、
明治、大正、昭和、平成、たぶん、
間違いなく、それより前から同じなはず。
彼女達の行き場の無い心、自由さ、楽しさ、
未知なる危険も興味津々で、突き進む。
そんなものがぐるぐる渦巻いている。
昨日より今日、プラス明日。
ひとつ歳を取る恐怖と重要性。
心の内。
それを表現するカメラワークは、
後のシン・ウルトラ…よりも、
シン・仮面ライダ…よりも、
かなり抜群で、ハマっている。
特にエンドクレジットのシーンは素晴らしく
よくぞこれを選択してくれた、と感激した。
同時に、これが全てと感じた。
※
太宰治の「女生徒」から60年、
村上龍の残したこの娘達の姿は、
時代は違えど、似た匂いがする。
※
渋谷の女子高生
方向性が違うだけで、「リンダ・リンダ・リンダ」の女子高生たちと何ら変わりはないのかもしれない。
若い頃の仲間さん、浅野さんがよかった。
最後のエンドロールは物凄く好き。
〈追記〉
配信だったので、何度もエンドロールを見ているうちに、最初につけた評価「3」が変わってしまった。ごめんなさい。
〈追記の追記〉
配信が今日までで、その事に気づいて、午前0時になったら突然終わるのか試したくなり、実験してみた。結果、巻き戻す間はずっと見れることがわかった。「この素晴らしい愛をもう一度」を聞きながら、「ああ、この歌は自分が終わろうと思ったところで終わりになるんだ」とわかって、この映画自体とリンクした気がして感慨深かった。「シン・仮面ライダー」以来、どうにも好きになれなかった監督のことが、こんなエンドクレジットを作れる人なんだと思うと、見方が160°くらい変わってしまった。
これがデビュー作かよ・・・
「普段は渋谷でたむろっている女子高生が、テレクラを通じて次々現れる奇妙な性癖のオヤジたちと対峙(援交)する。段々と強敵になっていくのも、エヴァかシンウルトラマンかっていう感じ。10代の仲間由紀恵のコギャル姿も収められていて今となっては貴重な映像かも。」(丸々志塚直人さんのTwitter引用)それ以外でもそれ以上でもない庵野の原点。傑作。
●ポップでパンク。
尖ってるなあ。シュールだ。
内容もさることながら、撮影手法も実験的というか。
コギャルの仲間由紀恵もステキだ。
高校生ってちょっと無鉄砲であやうげで。
世間を知らない分、グイグイいってヤバイ目にあって学ぶというか。
そうしてみんな大人になっていく。
程度は違えど、男も女もこういう時代ってあるよね。
90年代ノスタルジー
90年代の女子高生って
すごくパンクで刹那的でかっこいいのでしょうか。
渋谷の街の感じもとてもノスタルジックですよね。
いつから変わってしまったのでしょうか。
この感じすごく好きです。
内容も私はなるほどって思いました。
私もこういう虚無感があって
時々とても寂しくなります。
高校生の今、観てよかったです。
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