「舞踊家がのし上がっていく様を執拗に描く」夜の素顔 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
舞踊家がのし上がっていく様を執拗に描く
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京マチ子さんが成り上がり者で金と名声の亡者である舞踊家で主演。その一番弟子を若尾文子さんが演じています。
戦前の前線への慰問活動から始まって、戦後、一流の日本舞踊家に師従した京マチ子さんが、師匠を裏切って、手練れくだれでのし上がっていく様を執拗に描いていきます。
若尾さんが演じる弟子は、その悪いところを受け継いで、京マチ子を裏切り、因果応報を感じさせます。
最後は京マチ子さんが舞台上で倒れて亡くなり、若尾さんに全てを奪われることを暗示させつつ、その死に顔のアップでエンディング、という凄まじい終わり方でした。
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