新・与太郎戦記

劇場公開日:

解説

春風亭柳昇の原作(立風書房版)を「続・与太郎戦記」の舟橋和郎が脚色し、「女賭博師十番勝負」の田中重雄が監督した喜劇。撮影は「ある女子高校医の記録 続・妊娠」の喜多崎晃。

1969年製作/86分/日本
配給:大映
劇場公開日:1969年12月27日

ストーリー

秋本与太郎が念願の一等兵に昇格した。だが相変らずの粗忽ぶり、何くれとなく補充兵水沢の面倒をみるが、古参兵らしからぬヘマの連続だった。坂上班長はそんな与太郎にラッパ手の特訓を受けさせた。与太郎は真剣だった。が、音をあらぬ所から発して失格、炊事当番に廻された。そんなおり、班一番の古参兵・村松上等兵が、夜間行軍でアゴを出し、自慢のヒゲを剃られた。与太郎はしょんぼり顔の村松にいたく同情。外出日に、炊事場から失敬した酒と牛肉をたずさえて村松家を訪問した。ところが、ここでご馳走になったスダコが原因で腹痛を起し陸軍病院へ。しかも腸チフスと診断されて伝染病棟へ強制収容されてしまった。しかし看護婦が夢にまで見た千恵子とさくら。与太郎は早速同文の恋文で二兎を追ったが一兎をも得られなかった。しかも検査の結果が単なる下痢と出て、病院を追いだされてしまった。原隊に復帰した与太郎の最初の任務は表門歩哨だった。そこで与太郎は、水沢二等兵の一人息子正太が、父恋しさのあまり営門から侵び込もうとするのを発見、親子を対面させようと企ったが失敗してしまった。この世に父しか身内のない正太。その境遇に同情した与太郎は師匠柳橋に水沢除隊までの正太を預けた。これで万事落着。班に戻った与太郎は得意の落語で仲間を笑いの渦に巻込んだ。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚色
舟橋和郎
原作
春風亭柳昇
企画
関幸輔
撮影
喜多崎晃
美術
後藤岱二郎
音楽
北村和夫
録音
奥村幸雄
照明
泉正蔵
編集
中静達治
スチル
椎名勇
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