劇場公開日 1967年3月11日

「矢作俊彦に感化されて観ざるを得ないことになってしまった。」夜霧よ今夜も有難う はるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0矢作俊彦に感化されて観ざるを得ないことになってしまった。

2020年6月15日
PCから投稿

懐かしい映画会社。日活。ムード歌謡映画と言うべきなのか、無国籍映画と名付けるべきなのか・・・・まあ、そんなことはどうでもいい。
石原裕次郎がデブになってしまう直前。憧れのヒーローだった。赤木圭一郎。宍戸ジョー。小林旭。映画スターが存在していたし、スクリーンは銀幕と呼ばれていた。ナスタルジックなどと腐ったリンゴの気分ではなく、確かにカッコいい役者が存在していて映画が娯楽の帝王だった。芸術など糞食らえと言わんばかりにストーリーは天衣無縫に展開され僕は夢の中に放り込まれてしまっていた。
この映画が“カサブランカ”のパクリであろうがなかろうが構わなかった。
ラストシーンも「僕には思い出があるから、君は彼と行け・・・・」そうの給わなかった裕次郎。足の長さは想像以上に長かった。

はる