用心棒稼業

劇場公開日:

解説

宍戸錠・二谷英明の稼業シリーズ第二作。松浦健郎の原作を「無鉄砲大将」のコンビ松浦建郎と中西隆三が脚色し、「生きていた野良犬」の舛田利雄が監督した。撮影も「生きていた野良犬」の姫田真佐久。

1961年製作/78分/日本
原題または英題:Joe of Aces-Body Guard
配給:日活
劇場公開日:1961年4月23日

ストーリー

深夜のビル街--平塚組の組長平塚と代貸しの木原が何者かに襲われた。それを救ったのはジョーだった。ジョーは悪人の命を守る“ジョー保険”を営んでいた。彼は自分の仕事に嫌気がさしていた。平塚の契約もその夜限りで断った。平塚組の賭場--ジョーはさっぱりつかず、新顔の藤木が勝ちまくっていた。藤木は生命保険の有能な調査員だが、素行が悪くクビ寸前だった。彼の最後のチャンスは熱海のボス権藤の契約調査だ。藤木は美人スリに狙われ一文無しとなり、ジョーと意気投合した。翌日、二人は巡業バスに乗りこんだ。マネージャー源田がジョーの声と藤木のトランペットに惚れこんだからだ。踊り子リリーに二人は夢中になり、彼らの知らぬ間にバスは権藤の経営する熱海のキャバレー“ラスベガス”に向った。市内に入った二人は偶然、雨宮養鶏所の雨宮と娘の道子を知った。そこへ平塚組の木原たちがきて、二人に追っぱらわれた。ラスベガスの土地は雨宮のもので、権藤に百万円の担保にあずけたものだった。平塚は雨宮の借金を肩代りしていたので、土地の書類をよこせと迫った。雨宮は拒絶した。ジョーと藤木は一肌ぬぐ決心をした。ラスベガスでのショーが終った。二人は権藤を脅した。あわてた権藤はジョー保険に入れてもらった。別の部屋でナミが権藤殺害を藤木に頼んだ。二人は困惑した。平塚一味が権藤に挑戦した。権藤は受けた。凄烈な射撃戦が展開した。が、舞台裏のジョーと藤木は奇策を使って両方を袋のネズミにし、警察に引きわたした。二人は裏口からそっと姿を消した。

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