「映画芸術の一つの到達点」雪之丞変化(1963) kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
映画芸術の一つの到達点
長谷川一夫が20代に主演したシリーズを市川崑が長谷川一夫主演300本記念作品としてリメークしたもの。
既に長谷川一夫は50代半ばになっていた。
どう観ても長谷川一夫の魅力は伝わらないが、市川崑が持てる芸術性を遺憾なく発揮した、スタイリッシュな時代活劇。
光と影、暗闇と鮮烈なカラー、舞台を彷彿させる大胆な構図。
これが市川崑初の時代劇らしいが、実験的な映画表現でチャンバラをファンタジックに描いている。
若尾文子の魅力は伝わる!
コメントする