「お粗末?!」ヤマトタケル 映画イノッチさんの映画レビュー(感想・評価)
お粗末?!
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1994年の日本にしては、特撮をかなり頑張ってるなぁという印象
特にヤマタノオロチの動き等は賞賛に値するのでは?
でも、そのシーンでヤマタノオロチと戦う神(?)は、実写版マグマ大使じゃん!(古っ)しかも太ってて動きづらそうだし勝てるの?という心配しか湧いてこない
特撮技術としてはヤマタノオロチの勝ち‼️
ところで戦う神様ってロボットだったの?
金属でできてたの?
ファンタジー作品だからOKってこと?
日本書紀にも、日本の神にもほとんど興味はないので詳しくは知らないけど、この映画がそれらを元にして作られているとしたら、なんとチープでお粗末な神話なのだろう
ギリシャ神話の神にも欲望にまみれた神々が登場するから、似たようなもの?
というより大した違いはなさそうだ
何かの例え話だとしても、その何かが神話を読む人達にピンとこなければ例える意味さえもない
神秘的な意味不明の物でベールに包み、恐怖心から信仰心を煽ったの?
物の怪に変身し、目から光線を出し、伝説の刀で悪い奴等を殺したら正義?
へぇ~そうなんだぁ
全知全能の神なんていないってことなんだね
神話とは
①戦うことが大好きな神様達
②勝った神による作られたお伽噺
③神様の勢力争いの一部始終
なんだと分かる映画です
死んだはずのオトタチバナが何度も生き返るのは不思議で仕方ないし、どんどん現実味がなくなってくる
劇中では、天がヤマトタケルに囁いて
悪い神を勾玉に閉じ込めて空へ投げさせ
「戻ってくる時は良い神になってるかも」「神とはそういうもの」
いやはや、笑ってしまう
というよりもう笑うしかない
なんという陳腐な神の定義であり、神の正体
きっと歴史好き・神話好きには堪らない作品なのだろう
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