劇場公開日 1962年12月1日

「テンポ速いアクション&お色気&コメディ映画」危いことなら銭になる たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5テンポ速いアクション&お色気&コメディ映画

2022年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

贋札作りを巡って繰り広げられる奇想天外な物語。
コメディタッチでありながら、アクション満載、お色気まである痛快な娯楽映画。
「ヤバいことならゼニになる」と読むタイトルの中平康監督作品。

紙幣印刷用のスカシ入り和紙10億8千万円相当が盗まれて、盗んだ奴らは贋札作りの名人の老人(左卜全)に「仕事」を依頼する。一方、紙幣用和紙の盗難を知って、老人を奪い合おうとするのはガラスのジョー(宍戸錠)・計算機の哲(長門裕之)・ブル健(草薙幸二郎)の男3人+腕っぷし強い女(浅丘ルリ子)。
多くの人物が老人というか銭を巡って、騙し騙されのドラマが展開される。

本作で印象的なのは、宍戸錠が乗る「二人乗りの赤い小さな車(三輪車)」であり、これがとってもお洒落。センスいい乗り物。

浅丘ルリ子もパンティ丸出しでコメディを演じており、日活映画のコメディっぽい感じ。

あまり詳しく物語を書いても仕方ないほど、物語のテンポがやたらと速い映画だが、これは中平康監督作品の特徴。

なかなか面白い映画であった。

<映倫No.13000>

コメントする
たいちぃ