劇場公開日 1978年10月7日

「別に薬師丸ひろ子の設定が超能力少女でなくとも…」野性の証明 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0別に薬師丸ひろ子の設定が超能力少女でなくとも…

2013年10月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

東北の山中で、村人が大量虐殺される事件が発生。少女が一人生き残り、元自衛隊員の主人公が養子として引き取る。だが、静かな生活を送っていた二人に、暗い過去が忍び寄る…。

「人間の証明」に続いて森村誠一の小説を映画化した角川映画。1978年の作品。

スケールも出演者の面々も「人間の証明」以上。自衛隊協力で、超大作の風格充分。

だけど、肝心の中身が微妙。
スケールの大きいアクション映画にしたいのか、人間を掘り下げた重厚なドラマにしたいのか、どっちつかず。
若い薬師丸ひろ子は可愛いが、超能力少女という設定が浮いている。
まだ「人間の証明」の方が一本のエンタメ映画として面白かったかも。

「人間の証明」も「野性の証明」も大野雄二が音楽を手掛けているからか、音楽が「ルパン三世」っぽい。

近大