「高倉健でなければ最後まで観るのも辛い」野性の証明 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
高倉健でなければ最後まで観るのも辛い
正直、ひどい映画だった
角川映画第三作
予算が掛けられて米本土での米軍訓練所でのロケによるそれまでの日本映画にないスケールのアクションシーンを撮ったというのは評価したい
そこに星は2個オマケする
だがそのアクションシーンも含め内容は酷い
人間の條件の戦争シーンの方が遥かに考証も迫力もスケールもスペクタクルの域にある
本作は実力もないものが背伸びして撮った映像というのが画面そのものにでており、観ている方が恥ずかしい
高倉健が主演でなければ最後まで観るのも辛い
薬師丸ひろ子のデビュー作だが、演技といえるほどのものはまだなにもない
脚本もプロットは出鱈目、しかも無駄に長い、演出も情緒に流されるものばかりでしらける
良いのは町田義人の主題歌のみ
それも終盤にわずかに流れるのみ
メディアミックスと大量のTVCMを投入したマーケティング戦略の成功だ
この内容でもヒットする時代だったのだ
ただ1982年のランボーと基本構造は似てるのは面白いと感じた
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