「アリという生き方」ALI アリ ずっ子さんの映画レビュー(感想・評価)
アリという生き方
ボクシングにそれ程詳しくない者の感想です。
なので映画評というよりも、モハメドアリの強さと生き方についての感想になります。
モハメドアリという名前は、何か特別な響きを持って人々に受け入れられている、という幼少期の記憶しかありませんでした。
たまたま見た今回の映画で、彼がどれ程強く、そして信念を貫き通したのかを知り、大変感銘を受けました。
ベトナム戦争に行くことを「ベトナム人は誰も俺をニガーと呼ばない」というセリフで拒否したことは、
現在ベトナム戦争の無意味さ、派兵された人たちの精神的なダメージを考えると、非常に意義深いことです。
唯一女癖が悪かったのは、女性から見ると褒められたことではありませんが、英雄色を好む。何度も結婚離婚をしたことから、ある意味ピュアだったのかもしれない。
晩年は病と闘っていたことは、少し残念なことですが、患いながらもオリンピックの灯火を行なっていました。
この時代は、体勢や巨大なものと闘う気持ちを持った人たちが居ましたか、現代はどうでしょう。著名人は全て体制側に迎合しているようです。また、そうでないと潰される時代なのかもしれません。
また違った形で意気の良い、新時代に相応しい若い人たちの活躍を願わずにいられません。
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