「最高の映画になりかけたけど・・・」ミンボーの女 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
最高の映画になりかけたけど・・・
暴力団に狙われた老舗ホテルを助けるため、ミンボー専門の弁護士が活躍する物語。
伊丹監督がマルサシリーズに続いて、余り注目されていない「民事介入暴力」の世界にフューチャーした秀作です。
暴力団の手口、それに対する一般人の対抗手段、その対抗手段を度胸と覚悟と自信で乗り切る女性弁護士。
暴力団員の悪逆非道に憤り、少し情けないホテルマンのドタバタを笑いながら、弁護士の痛快な弁舌にカタルシスを感じる極上のエンターテイメント作品です。
ただ、クライマックスは少々やり過ぎ感があります。盛り上げるために大袈裟にしてしまい雑になった印象が強く興ざめしてしまいました。中盤まではマルサを超える面白さだっただけに、残念でなりませんでした。
コメントする