劇場公開日 1971年3月12日

「ドキュメンタリー映画」水俣 患者さんとその世界 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ドキュメンタリー映画

2019年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 昭和45年、18年もの間“奇病”とされてきた水俣病が初めてチッソ工業相手に訴訟を起こし、メチル水銀が原因であると認められた。映像は被害者となった家族や認定患者本人に迫る。

 まずは猫が狂う映像・・・これがまた水俣病とはどんなものかを端的に表現していた。患者にばかり焦点を当てると、間違われてしまうという小児マヒの症状に似ていたりするからだ。そして被害者家族や支援者たちの大きな抗議運動。当時もドキュメンタリーフィルムを見た記憶があるのだが、公害が社会問題化していた時代を生々しく思い出してしまう。

kossy