皆月のレビュー・感想・評価
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オヤジのファンタジー・・・「皆、月でした」
この映画、吉本多香美さんのソープ嬢姿を見たいがために鑑賞した想いがあります。
吉本さんと言えばあの「ウルトラマンティガ」で清純な可愛らしい隊員を演じていたはずなのに・・・。
そして、鑑賞後、あまりのギャップに打ちのめされた気分でした。 でも、当初の目的と違って、非常に魅入ってしまった・・・大好きな映画の一本になってました。
数年後、縁あってか久しぶりに鑑賞する機会が訪れました。何年かを得た後の鑑賞というのも非常に感慨深いものがあり、当時の思い出に浸るとともに新たな視点での想いというものが出てきます。 くしくも奥田瑛二さん演じる主人公の年齢と同年代の頃の鑑賞で、ますますの親近感を持って映画に魅入ってしまいました。
若い娘と良い仲になれる夢のような話で、羨ましかったです。
そして、今回。
年代は自分の方がかなり上になりましたが、定年退職となったことから、作中の奥田瑛二さんと同じような立場として、ますます親近感を持っての鑑賞となりました。
勿論、羨ましいという感覚が前面にはあったのですが、連れ添ったカミさんが出ていってしまったら・・・
なんて、不安も過りながらの鑑賞になっちゃいました。
やっぱり見る時の状況により、感じ方は変わりますよね。
それでも、あのラストシーン!何度見ても素晴らしい。あそこですべてが報われた気がします。
実に微笑ましい。実に可愛らしい。
そして、同年代の男にとって、本当に夢のまた夢のような物語です!
本当に大好きな一本です!
北村一輝かっけー
新宿 k’s cinema の望月六郎監督作品特別上映で初鑑賞です。満席でした。
花村萬月の同名小説原作の1999年公開作品。
脚本は荒井晴彦。
瀧内公美と柄本佑主演のあの映画の監督&脚本の荒井晴彦。
ラストに流れる曲は下田逸郎のまさにあの曲でした。
歌は山崎ハコ💕
バックのアコギは下田逸郎&憂歌団の内田勘太郎。
この映画のセルフオマージュだったんですね。
北村一輝がかっけーのなんの。
オトコの色気ムンムン。
どうりで観客の4割は女性なわけです。
アタシを含めて、吉本多香美目当てのキモいオヤジ(注:けっして本心ではありませんが)ばっかりだと思っていたのに。
吉本多香美は女神さま。
昭和のソープランドに舞い降りた天使。
ウルトラマンの黒田進の愛娘ですから、我々の世代にとってはマリア様。それがソープ嬢役で台所でサラダオイルを北村一輝に背中にかけられながらの立○バ○クシーン。自我が崩壊しそうでした(笑)
自宅の狭い浴槽で奥田瑛二との対面座位での荻野目慶子もさすがです。当時、あの千歳烏山のマンション近くを通るたびに心がザワザワしたのが甦りました。
真面目な大手商社のサラリーマンの妻の実弟が極道だというシチュエーションは最初は消化不良気味でしたが、最後の前橋警察署での沙夜子がアキラの左肩を噛むシーンは姉弟間の近親相姦の匂わせも。アキラにとって沙夜子も諏訪も大事な家族だったんだなと妙に納得してしまいました。背中の彫り物が古代インドの性典の絵柄風なのも感心してしまいました。ちっともチンピラなんかじゃない。きっちりオトシマエとケジメをつけるアキラはカッコよすぎます。暴力シーンや濡れ場が多いにもかかわらず、どのシーンもセリフも必要不可欠。根っから悪い奴は一人も出てこないとさえ思ってしまうほど良くできた映画。今じゃ、こんな作品は作れない。撮影当時、北村一輝は吉本多香美にほとんど口を訊いてもらえなかったと。あのサラダオイルシーンで悪かったのは監督でも脚本家でもなく、北村一輝だと指さしたそうです。もしかして本気で感じていたのかも知れません😎
吉本多香美が素晴らしい
ヨコゲキ32弾にて観賞。
妻・沙夜子(荻野目慶子)に有り金を全部持って逃げられた中年男・諏訪憲雄(奥田瑛二)が、チンピラで妻の弟・アキラ(北村一輝)とソープ嬢・由美(吉本多香美)との3人で、持ち逃げされたお金を取り戻すため、妻探しの旅に出る話。
月の意味は自分から輝く事が出来ないというネガティブな例えみたいだが、そう言った魔性の女、荻野目慶子は裏が有りそうな感じで良かった。
奥田瑛二はもちろんだが、ともかく、北村一輝と吉本多香美が素晴らしかった。
北村一輝の世捨て人感がこの作品のメインのように感じた。終盤の岩場でのウンチシーンが、奥田、荻野目、吉本の仲間に入るために北村の提案で監督に尻出しシーンを追加してもらった、との裏話を聞きチームに連帯感を出そうとした北村の姿勢にアッパレです。この時はまだ無名に近かった北村一輝が一気にスターになっていくきっかけと作品らしく、良い作品に出会えたな、と思った。
それと、ウルトラマンティガにヒロイン役で出てた吉本多香美が胸や尻を出してのソープ嬢役、素晴らしい。北村一輝にサラダ油をかけられながら、台所でバックから犯されるシーンなど圧巻です。最近の女優は本人の覚悟が欠けてるのも有るが、事務所やCMスポンサーの意向とかで胸出しが難しくなってるとの解説を聞き、少し寂しい気持ちになった。
公開時期が1999年と、ノストラダムスの大予言の地球滅亡か、って騒いでた時で、終末感がある時代の公開で、アメリカではアルマゲドン公開の年だった、との横山解説を聞いて、映画って公開される時期も重要なんだな、と改めて思った。
月か太陽かはわからないけど
月とか太陽とかでなく、役者陣が光った作品だと思う。奥田瑛二しかり吉本多香美しかり。北村一輝のチンピラぶりは抜群。でも決して憎めない。ラストシーンでは、逃げないでくれ〜と手を合わせて祈ったよ。
ラストの夕陽と山崎ハコも印象に残る。
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自宅(CS放送)にて『青春の殺人者('73)』の後、二本続けて鑑賞。主人公の年齢設定を始め、花村萬月の原作とは少し違う印象を受ける。ただ映画としての出来は悪くないと思う。内容とは裏腹に説明的な上、親切で判り易い奇を衒わないオーソドックスな作りだと感じた。吉本多香美・奥田瑛二と云った主演者も違和感無く、自然に観れた。でも何と云っても本作は活き活きとし、画面狭しとばかりの存在感を魅せつける北村一輝に尽きると思う。60/100点。
・鑑賞日:2011年5月25日(水)
アキラーーーーー!!
アキラーーーーーーー♡♡♡
井浦様の次の次(ちなみに次は阿部寛)に好きな俳優、北村一輝!
若いね!16年前だからまだ二十代か?
真っ赤なダッフルコートのチンピラ役が似合う!
超マイナーな映画なんだなぁ、映画.comで9人しかチェックインしてないw
諏訪憲夫(奥田瑛二)の嫁の小夜子がある日突然いなくなる。
置き手紙には「みんな、月でした。我慢の限界です。さようなら」。
落ち込んで職も失い、さらに元の会社が潰れて退職金ももらえなくなった諏訪は、義理の弟のアキラと、彼に紹介されて紆余曲折(なんてあっさりまとめちゃうとこの映画の内容と特徴が一気に薄っぺらくなるんだけどやっぱり割愛)を経て恋仲になったソープ嬢と一緒に小夜子を探し始める。
ソープでのセックスシーンきももももも!
日本映画の濡場って嫌だなー、、、
こないだ見た「SHAME」とか、獣のようにガーーーーーッとセックスするから「おぉー」って感じだけど、日本のはなんかねちっこくて性癖がマニアックできもい。
好きな俳優じゃないからかなぁー。
意味深な手紙を残して去った割に、小夜子が家を出たのは男との駆け落ちというなんだかなぁ~な理由。
アキラはバイオレントだしチャラチャラしているけど、性悪な感じはしなくて、ただ家族や友達のことになると頭に血が登ってキレてしまうアホな悪い奴って感じで、すごい好きなキャラだった♡
しかし最後ものすごい噛まれてたなぁーw
よくわかんないけど、小夜子がセックスのとき諏訪を噛むのはアキラとの関係があったからなのかな?
生い立ちも性格も住む世界も違う登場人物たちが、ぶつかったり時には本気で軽蔑したりしながら少しずつお互いにとって必要な存在になっていく。
でも最後までユミに名前を呼んでもらえなかった「オッサン」・・・
いやー、やっぱり北村一輝かっこいい!!
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