「戦後の焼け野原の空気を再現した貴重な映像」麻雀放浪記 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
戦後の焼け野原の空気を再現した貴重な映像
アクションスターの印象の強い真田広之が、アクションじゃない演技で評価された珍しい映画。このとき大竹しのぶは、キャリア的に大女優の貫禄があった頃なのに、瑞々しい。かすかに妖艶な妖しさも醸し出しているから不思議な存在だ。
イラストレーターとして名声を得ていた和田誠が監督デビューということだが、裏廻しの座組がちゃんとあったのだろう。映画としてちゃんとしている。戦後の焼け野原を再現した特殊効果は、当時新鮮な驚きだった。今見ると、それなりに陳腐な映像かもしれない。使われている音楽も含めて、当時の空気を再現し、その時代に生きていた人たちを見せてくれた映像体験は新鮮だった。
ただし、麻雀のルールが良く分からないのと、勝負師の勝負の流れが伝わらないのがもどかしいと思った。
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