劇場公開日 1988年4月16日

火垂るの墓(1988)のレビュー・感想・評価

全35件中、21~35件目を表示

5.0これは反戦映画ではない。どちらかと言えばウシジマ君に近い。

tさん
2018年4月21日
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泣ける

悲しい

この火垂るの墓。大人になって随分と見方が変わった映画の1つ。
昔は反戦映画だと思っていたけれど、いまは痛烈な現代社会風刺映画にしか見えない。
というのも清太は、現代で言えば、女を不幸にする男の典型・・・というか単なる甲斐性なしの男の人生を描いているとしか見えない。まあそういうダメ男に対して女の方もそれで満足してるなら、それはそれで幸せなのかも知れないが。その結果として待っているのは破滅である。
戦争があろうとなかろうと、こういう男は今の時代にも結構たくさんいる。
現代であれば、そんな甲斐性なし男でも、離婚したり、親の脛をかじって生きて行くことができるが・・・。
分かりやすく言えば、この清太君、ウシジマ君に出てきそうな感じなんだよね。僕的に言えばだけど。

自分はそれが悪いとは思わない。人生ってそういうもんだよな、と思うだけであり、明日はわが身である。

ここまで救いがなく描くことができたからこそ、
火垂るの墓は何故かわからないが忘れることのできない映画なのだと思う。
高畑勲さんご冥福をお祈りします。

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t

4.5せつこ〜それドロップやないかなめたらあかん!

2018年4月15日
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鑑賞方法:TV地上波

一応観たので鑑賞記録と。
高畑勲さんのご冥福をお祈りいたします。

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ぽじのふ

4.0戦争の悲劇・・

2018年4月13日
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鑑賞方法:TV地上波

悲しい

故アニメ作家の高畑勲氏の自らの空襲体験を元に描いた作品。スタジオジブリの最初の作で、野坂昭如氏の原作。戦争下で生きていくのは苦しい。必死さがリアルに伝わって来る。日本はかつての敗戦国だが、その悲惨さは教科書では分からない・・

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亮一君

3.0納得いかない

2017年8月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

部分的に切り取ってみれば戦争の悲惨さを伝える映画。しかし全体的に慢心的な兄貴が目立つ。当時の日本軍に重ねて、それを批判しているんだろうかとか考えたが、それにしても胸くそ悪くなるくらい甘いやつ。監督は何を伝えたかったんだ…

10日追記
「反戦映画ではない」と監督が言ったという話を知った。単純に二人の生き様を描いた作品なのか。だとしたら、あんまり共感できなかった

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棒人間

5.0辛いけど。。

2017年6月15日
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この映画を見るたびに戦争の悲惨さを痛感すると同時に、日常生活で当たり前の事や些細な事でも本当に幸せだと感じる事が出来る。
そして改めて家族を大切にしようと心の底から思える映画だと思う。

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satoshi

5.0戦争をテーマにした作品。 私自身、戦時中の話をご老人の方から聞く機...

2017年5月9日
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戦争をテーマにした作品。
私自身、戦時中の話をご老人の方から聞く機会があり、話を聞いた時に浮かんでくるイメージが本作のシーンと被ることがあります。

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ちあき

3.5なぜ本来の面白さを伝えないんだろう

2017年1月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

どうしても「かわいそうな兄弟の話」として観られてしまいますし、自分もそう思ってたました。

しかし本質は、プライドの高さ故に妹を殺してしまい、自分も死んでしまった哀れな少年の話なんです。

作品の作り方をそのようにすれば良かったんですが、興行上良くないんでしょうか。

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ジンクス

4.5泣くしかない

2016年5月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

とっても切なくて悔しくて何度見ても大泣き。

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とたすけ

1.0戦争の犠牲者を忘れるな

2015年8月15日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

今日は終戦の日。娘が観ているTV放映を、ラストだけ後ろから覗く。
戦争が終わって、蓄音機から華やかな音楽が流れる。若い女性たちが明るい声で「久し振り」と喜んでいる。
これを明るく自由な時代の到来と受け止めていた高校生当時の私。同じ年齢となった娘はどのように思ったのだろうか。
言うまでもなくこの原作は野坂昭如の実体験に基づく小説である。彼は終戦を境にした人々の変容を受け入れがたかったのではなかろうかという気がする。
女たちが自由を謳歌できる時代は、主人公の少年にとっては、肉親をすべて失い、そして尊敬すべき父の命を賭した仕事への名誉も失われるという時代に他ならなかった。
おそらく軍人である父の名誉が失われていくことは、終戦を迎える前から彼には感じられていたことであろう。それは、母を失くした後に身を寄せた先の叔母から、学徒動員で勤労奉仕している自分の子供たちとの対比で「何もしない」となじられることでも感じているはずだ。
なぜなら、彼と妹の節子が叔母の家に身を寄せなければならないのは、彼らの父親が海軍の軍人として戦地に赴いているからに他ならないのに、そのことへの尊敬や同情がなく、厄介者扱いを受けているからだ。
この少年にとって終戦とは、すべての希望を失うことである。たとえ、空襲で人々が逃げ惑う日々が続いたとしても、その隙に火事場泥棒を働いて食料を確保できることのほうがありがたかった。そして、父親の働く連合艦隊が、自分とこの国を守り続けていると信じていられることが、彼の唯一の誇りだったのだ。
戦争が終わったときに喜んだ人々も多い中で、新しい時代に生きる希望を失った者もいることを忘れてはならない。これは、その時の職業や年齢、信じていたものの違いによって異なってくる。
忘れてならないのは、戦争で失われた数多の命が、敗戦によって無意味な犠牲とされてはならないということであろう。その時は、よきことと信じて死を賭けていた者たちが馬鹿を見ることのないようにしてやらねば。
そうでなければ社会には刹那主義、ニヒリズムが蔓延し、共同体のために勤める気持ちが無くなっていくだろう。

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佐分 利信

5.0涙なしでは観れない(T_T)

2015年8月15日
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かわいそう過ぎるや、
でもそれがつい70年ぐらい前までのことだと思うと色々と感慨深い。
わたしたちの今の生活、平和なしでは維持できない。どっかの国で色々やっとるけどみんなで仲良くしよよ!!世界は一つ。

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rina

2.5作画が表情豊かですごいと思った。 とくに涙を流すところはリアル。 ...

2015年8月15日
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作画が表情豊かですごいと思った。
とくに涙を流すところはリアル。

戦時中、孤児になってしまった兄弟。
西宮のおばさんと清太がうまくいっていたら、節子も清太も生き延びられたかもしれない。両親を亡くして、親戚の家に居候して、その家の人とうまくやっていける人もいただろうし、清太のように、まだ子供であるために意地を張って亡くなってしまった人もいただろうと思う。

清太も節子も、西宮のおばさんの家に居続けたら生き延びられただろう、というのは、どうしてお金もあったのに、二人とも死んでしまったのだろう、というのも合わさって、西宮のおばさんの表面的な態度だけを見て家を出ていくことを決心した清太の子供っぽさが際立つ。

もしこの映画が、西宮のおばさんと和解して二人が生きていく、またはおばさんの家を出て二人で生きていく、という話であっても反戦映画になりえた。二人が死ななくてはならなかったのは、清太のまだ大人になりきれないところを描くためかもしれない。

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しずく

3.5戦争の話し

2015年8月14日
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鑑賞方法:TV地上波

何度観ても切ないな。親戚のおばさんがひどくなければこんな風にはならなかった。清太は労働的な事は出来なかったんだろうか?節子がやっばいるから駄目かなー

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マサル

5.0戦争が罪のない市民の命を絶やすことを伝える映画

2015年5月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

全世界で見て欲しい。
戦争がいかに市民を苦しめるか。
2度と戦争をしてはならない、と思える映画。

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takuya

4.0辛い…

2014年1月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

凄いいい作品だし、心にもすごく響く内容で演出もとてもリアルにされていて、当時の本当にあったであろう情景が描かれていた…。しかし、そろリアルな演出からか、とても心をえぐられ、見ながら心が痛くなるところも少なくなかった。
私はもう一度見たいとは思わないけども、この作品が伝えてくれたことを心に止めて、助け合う必要性と食物等全てのものへの感謝の心を常に持ちたい。

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だいこん

4.0人知れず消えていった命

2013年12月5日
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鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

泣ける

怖い

難しい

総合80点 ( ストーリー:75点|キャスト:85点|演出:85点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )

 日本国民ほぼ全員が自分のことすらままならず人を助ける余裕など無い時代に、だれにも頼らず清太と節子の幼い兄妹がただ懸命に生きようとする。人知れずひっそりと消えていった二つの生命は、生前の兄のひたむきさと妹の健気な可愛らしさによってその大切さと儚さが強調される。その二人の人物像の作り方の演出が上手いし、声優も良かった。特に妹の幼さを表現した声はいい。

 久しぶりに観たけれど、やはり主題が重い。質の高い作品だけど何度も観たい作品ではない。日々痩せ衰えていく二人の姿は痛々しすぎる。駅に座り込み死を待つ少年たちの多さを見れば、二人は例外ではなく当時のありふれた存在で、彼ら一人一人に似たような背景があるのだろう。物語は厳しい現実を見せたが、安易な救済を入れないから作品の質が保たれたと思う。

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Cape God