劇場公開日 1988年4月16日

火垂るの墓(1988)のレビュー・感想・評価

全53件中、1~20件目を表示

4.0ようやく鑑賞する気になれました。

2021年6月1日
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鑑賞方法:DVD/BD
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猿田猿太郎

3.0心に残る(トラウマ)

2024年10月25日
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鑑賞方法:その他、TV地上波

今でも記憶に強烈に残り、決して忘れられないトラウマになった映画です。

それは、戦争体験者が語る、「二度と思い出したくない」という思いに近いものかもしれません。映画なのに、心の深い場所にトラウマを残す。傑作には違いないのですが、おすすめはしません。

アメリカのどこかの小学校で、『プライベート・ライアン』を見せる罰と言うものがあると聞きましたが、それは戦争を軽んじるような言動をしたり、元軍人をリスペクトしないことに対する不敬罪に当たるようです。

確かに、子供にはきつい罰でしょうが、いい映画なのでいつかは見せたい一本です。かたや、『火垂るの墓』はと言えば…

これが戦争。と、如実に語る作品で、理屈抜きに、戦争は最大の災厄だと思い知らされます。子供には『キャプテン・アメリカ』を見せときゃいい、っていう時代は、いつまで続くのでしょうか。

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うそつきかもめ

4.0全ては守るため

2024年10月18日
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movie mamma

5.0心が痛む

2024年10月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

初めて観たのは20歳のとき。涙が止まらぬままエンディング。
その後、テレビで何度か放映されているがだんだん直視できない。
かわいそうで辛くて余韻がすごい。
けれどしっかりと受け止めて観るべき実話。

兄妹、辛かったね。一生懸命がんばったね。

そんな軽い言葉ではとうてい表現できないけれど心の底から思う。

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小雨

5.0視聴率って大事?戦後79年経っても大衆迎合するんですか?

2024年8月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

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野川新栄

5.0清太にアメリカン・ニューシネマ的反骨精神を見た

2024年8月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

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モアイ

5.0日本人全員が観るべき作品

2024年8月14日
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火垂るの墓 評価 星4.7

となりのトトロと同時上映された本作
この作品は高畑勲監督の代表作と言っても過言ではないでしょう

火垂るの墓を観て主人公の清太がクズなどと言っている人もいるが、個人的にはそんなことはないと思う 少し共感できるところもあるが、それよりもせっちゃん(節子)が可哀想な気持ちでいっぱいです

最近は、金曜ロードショーでのジブリ映画で火垂るの墓が全く放送されないので悲しいです いつも終戦の8月15日前後くらいにやってたので地上波で観てみたいです

そして最後に本作「火垂るの墓」や「かぐや姫の物語」などの脚本、監督を務めた高畑勲監督に心からご冥福をお祈り申し上げます。

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よっちゃん

3.514歳は子供だ

2024年5月27日
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jellyfish

3.0タイトルなし

2024年5月18日
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鑑賞方法:その他

自分の両親は節子よりも年上で、清太よりも年下です。
住んでいた地域も違いますが、この作品を通して両親はどんな時代を生きてきたのかを擬似体験することができました。

公開当時、両親と見ることはありませんでしたが、私は両親から散々戦争の頃の話は聞かされていました。
両親が話すことは学校での生活か食事の話が多かったため、この作品ではまた違う視点で戦時下の日本を見ることができ、悲しい内容ではありますが繰り返し見たいシーンは多いです。

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rika

5.0野坂昭如の 自己告発

2024年1月19日
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あまりに辛すぎると
まるで他人事のように自分のやった事を語ったりする。
極限状態での精神の安全装置が働くからだ。

昨年、NHKラジオ深夜便で「戦争童話集」の朗読がずっと続いていた。
「火垂るの墓」は野坂昭如の実体験を元にするこの戦争童話集からの一編なのだが。

自分がどんなに駄目な人間で、
妹が死ぬなりしてくれて野坂の目の前からいなくなってくれれば楽なのにと考えていた人間で、
妹はその願い通りに死んで、
面倒な足手まといの存在は消えた。
童話の中では清太も死んだことにしてしまったけれど、
死ぬべき自分はこうして生きて、嘘の童話なぞ書いている

その自分を誰がどう思おうと糾弾するためのメモ。判決文。
それが火垂るの墓の原作だ。

誰かの手によってアニメーションや、戯曲になっても
それは違うと言い続け
自分は嘘をついているのだと死ぬまで自らを呪詛し続けた野坂昭如は、
2015年12月8日に、ようやく辛い体験から済われて死んだ。

自殺をしないことが自分自身への終身刑だったのかもしれないなぁ・・
野坂が亡くなったとき、訃報を聞いてそう思った。

お疲れ様でした
合掌

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きりん

3.0見た。

2023年12月31日
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プライア

5.0やっと観た・・・ 晴太よ、他の生き方はなかったのか?

2023年12月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

節子の死ぬシーンで号泣、嗚咽、涙腺崩壊。その後はずっと最後まで涙。

それまでは戦争の怖さも余り伝わらず、節子のかわいさとなんか回りを余り顧みない晴太の態度に「かわいそうやけれどちょっとなあ?」とどちらかというと前評判ほどではないなあと感じた。
ただ、親戚のおばさんちを出て2人で生活するようになってから少しずつ変わりはじめ悲劇に繋がっていく。
妹を思う気持ちとおばさんの冷たさや医者のものぐさの温度差がだんだんこちらもつらくなってくる。

戦争が色んなものを奪っていったことだけは伝わる。
節子の人生は何やったんや?!晴太の人生は何やったんや?!
戦争にはいっぱいいっぱい哀しい物語が存在していてこの物語もその一つにしか過ぎない。
それがわかっていても世界中のどこかで今も戦争している。
日本も防衛費を増強しようとしている。
その費用を戦争を起こらせない事につかえないのだろうか?
この映画はそんなことも思わせてくれる。

他の方のレビューを読みながらまた涙している自分がいる・・・

余談ではあるがビルマの竪琴で出てきた「埴生の宿」がなぜかこの映画でも出てきた。

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♪エルトン シン

3.0昭和20年9月21日夜、僕は死んだ。 死者の回想という独特な作品。...

2023年10月9日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

昭和20年9月21日夜、僕は死んだ。
死者の回想という独特な作品。
方言やなまりのおかげでリアリティがある。

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Don-chan

5.0火垂るって火が垂れ下がるたから、焼夷弾。

2023年6月19日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0悲しすぎて背を向けたくなる映画ではある。 そんなメッセージ性のある...

2022年6月24日
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悲しい

悲しすぎて背を向けたくなる映画ではある。
そんなメッセージ性のある映画を残した高畑勲はやはりすごいと思う。
嫌な大人も出てくるけど、皆生きるために必死だという時代背景。どうしようもない現実。
ずっと平和であってほしいと願うお話。
ラストの現代との対比がまた切なくなります。

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よっしー

5.0全人類が観るべき

2022年6月22日
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どんな精神状態でも泣ける作品です。
アニメだから時代を越えても古くならない名作です。

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FUNAO

4.0戦争に

2022年5月6日
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どちらかが正しいは無いのである。どちらにも正しい言い分があり、どちらにも振り返るべく誤りがあるのである。ただどちらも譲らない上層部が居るのも確かなのだ。この確かな存在の迷惑千万な意地に巻き込まれ、する必要のない苦しみを味わうのが国民と呼ばれる者たちである。この国民の中でも力の弱い存在に皺寄せがくるのは辞めていただきたいものだ。

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tomokuni0714

5.0戦争における最も弱い者を描いた唯一の傑作

2021年5月26日
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泣ける

悲しい

知的

戦争における、最も弱い存在を、徹底的に描いた作品。
そこで虐げられ、様々な救いの手からこぼれ落ち、犠牲となっていく者たちの戦いは、
実は現在も変わらず、同じ構造で、実在している。
戦争は終わっていないのだ。

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88742896

4.0男はやっぱり意気地が大切

2021年4月10日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

単純

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ベネディクト

4.0決して、忘れてはいけないもの

2020年9月15日
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子どもの頃に見た「火垂るの墓」の印象は、
お母さんが亡くなってしまって、かわいそうな兄妹って、あまり深く考えていなかったけど、
大人になってから見てみると、また違った捉え方になる。例えば、母が死んで、親戚のおばさんのところでお世話になる場面。子どもの頃は、おばさんのことを、意地悪なおばさんだ、ひどいってただ思っていた。だが、そうじゃない。この大変なときに、せいたは、自分のこと、妹のことしか考えていない。お世話になっているのだから、なんか恩返しを、力になれることはないのか…そういう考えが全く描かれていない。おばさんが怒るのも無理はないが、
せいたもまだ子どもだ。そういうお互いに助け合うっていうのを、あのおばさんも
教えてあげられたらよかったんじゃないかな。
せいたもおばさんに嫌なこと言われてしまってもいさせてもらえれば、2人は死なずにすんだのでは、、って思う。あと、お金の使い方を見ているとやっぱり子どもなんだよな。
おばちゃんも大人気ないよな。
空襲はいつ起こるかわからない、お腹いっぱい食べられない。そんな世の中では、イライラもしてしまうし、人格が変わるのだろうと思った。戦争は人を変えてしまう、恐ろしいものだと大人になってから改めて感じた。
今は、コロナの世界。戦争とは違うが、ちょっと似てるなって思う。コロナの「どこにもでかけられない、人と密になってはいけない」なんて
戦争に比べたら、余裕で乗り越えられるじゃんって思っちゃった。お腹いっぱい食べられるしね。

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go-chan