「悪い大人をやっつけろ!」ぼくらの七日間戦争 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
悪い大人をやっつけろ!
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"ぼくらの七日間戦争" シリーズ第1作。
サンテレビ「シネマスタジアム」で鑑賞。
原作は未読。
生徒に対する教師の行いは度が過ぎている。子供だからとナメ腐って、子供のためと云う大義名分を盾に、エゴを押しつける大人たちは悪い見本のオンパレードだと思いました。
描写が大袈裟ですが、それによって子供たちに感情移入出来ました。こりゃ反抗したくなるのは当たり前。今の自分は本作の大人たちのようになっていないかと心配になりました。
授業をエスケープし友達と廃工場に立て籠った彼らは、さながら秘密基地遊びをしているようで、こちらも童心に返りました。大人をやっつけるためにいろいろと武器を拵え、足場材で櫓を組んだり、地下に置き忘れられていた(?)61式戦車を動かしたりと、彼らは真剣に戦いつつ、どこか楽しそう。縦横無尽に暴れ回って機動隊を翻弄し、悪い先生たちを懲らしめる様がとても痛快でスカッとしました。
ラストの花火乱れ打ちは、子供たちの抱えていたものが解き放たれたようでしたし、大人たちも憑き物が落ちたように夜空を見ているのが印象的なシーンでした。
[余談]
宮沢りえがめちゃくちゃかわいかったです。演技は拙かったですが、ここからメキメキと実力をつけ、現在日本を代表する女優として活躍しているのがすごいなと思いました。
※修正(2024/02/16)
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