劇場公開日 1961年3月29日

不良少年(1961)のレビュー・感想・評価

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3.0実験的手法

2018年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 素人ばかりを集めて、本人に台詞を書かせたというドキュメンタリータッチの実験的な映画である。

 クリーニング科に回された浅井だったが、そこのボスにケンカを売ってしまい、今度は木工科に回される。現代におけるイジメの構図が少年院の中にあったんだな。刑務官というのも、科ごとに全く違う。目の届かないというか、全然見てないぞ。そんなこんなで、木工科では充実した日々を送る浅井少年であった。

 やはりアフレコが多すぎることや台詞が聞き取れないことにイライラさせられる。キネ旬での高すぎるほどの評価。黒澤明『用心棒』を差し置いての堂々1位なのだ。簡単に比較することはできないが、羽仁進の実験的手法が功を奏しただけで、それほど素晴らしい作品には思えない。

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kossy