劇場公開日 1968年1月13日

「渡哲也のすべての魅力はこの映画にあり。!」無頼より 大幹部 西海一久さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0渡哲也のすべての魅力はこの映画にあり。!

2021年7月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、映画館

泣ける

悲しい

無頼シリーズの最初の作品。
シリーズの中で私はこの作品が一番好きです。!
渡哲也、本当に若いです。
本当に顔つき悪いです。
でも、カッコイイです。!
私の好きなシーンは朝の通勤ラッシュの人波と反対に歩く五郎(渡哲也)。
向かう先は結婚した昔の恋人。
木の影からそっと見る視線の先には、
彼女が結婚した男を見送る所。
辛そうな表情を見せる五郎(渡哲也)。
哀愁ありすぎ。!
「大都会」、「西部警察」の渡哲也さんは弱さを見せない完璧な男。!
でも、私はこの作品の渡哲也さんの方が好きです。!
ドスで斬り合うアクションは現代では見られないシーンで迫力満点。!
最後は傷だらけで、もがき苦しみながらも生を求めて去っていく姿がまたなんとも言えない魅力です。!

新しい恋人役、松原智恵子さんは本当に可愛らしく綺麗です。!
例えるなら「日本のグレースケリー」
個人的には吉永さゆりよりぜんぜんいいと思うのだが。?
松原智恵子さんはきっと謙虚なんです。

「西部警察」だけのイメージで渡哲也を評価してはいけない。!
「大幹部」こそ真の渡哲也の魅力を満喫出来る。!
渡哲也さんありがとうございました
。!
ご冥福をお祈り申し上げます。

西海一久