「小松左京は預言していた」復活の日 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
小松左京は預言していた
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ストーリー自体は人間が生み出した細菌兵器ウイルスによって、ほぼ全ての人類が滅亡し、その後も米ソ冷戦による核ミサイルが作動してしまうことによって、生き残った人も死んでしまうという、大国の競争に警鐘を鳴らす内容。しかし、ウイルスの広まる様、病院の医療崩壊、人々の暴動は現在のコロナの状況を予言しているよう。特にイタリア風邪大流行って、何で知っていたのというくらい。マスクをしていないのが不思議で当時はあまり一般的に流通していなかったのか。ウイルスは寒さに弱く南極にいる人が国籍越えて、自治政府を作り、最終的には助かるというのも面白い。男800人強に対して女8人で子孫を残すためにも、相手を選べず、複数人相手するというのも今なら問題視されそうだけど、実際問題どうなんだろう。ミイラの人間や爆破シーンは今の技術に見劣りするが、潜水艦が出てきたり、ロケ地も様々で圧倒的スケールの映像。しかし、一番の圧倒的スケールは小松左京の世界観。
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