ファンシイダンスのレビュー・感想・評価
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懐かしかった、鈴木保奈美
先日、NHKで周防正行監督が出てた。
そこで、ファンシィ・ダンスのエピソードとして、
寺で修行中の本木雅弘がテレビの取材でトイレを案内するシーンのことを話していた。
トイレの扉を開けるときにも本当は開かなきゃいけないのになかなか開かなかった。
でも意地悪でそのままカメラを回し続けていたら、ニコッと笑って隣の扉を開ける演技に繋がったと。
思いもかけずよかった。
と、話していた。
それ聞いて久し振りに見てみることにした。
よくまあお寺が撮影許可したなってくらい茶化していた。
でも今はもう違うんだろうな。
修行とはいえ、誰かが内情訴えたらその寺終わっちゃう。
なんだか段々ハラスメントにがんじがらめになっていく今日この頃の世相も思ってみたりして。
○
お寺の修行の紹介映画。
そこにコメディ要素を入れて飽きさせないようにしている。
俄修行じゃ色欲には勝てないと結論付けている。
彦麻呂痩せてた。
何かを得たと言う気はしない
住職になる修行は肉体的に厳しいが、食欲、性欲などに俗物的に惹かれてうまくやっているという、噓だったら仏教関係者に怒られるような面が、コメディーなのだが軽くなって坊さんマニュアル風な格になってしまい、得る感じはしなかった。ヒロインが個人的に軽い女のイメージの鈴木保奈美なのがさらに軽かった。寺でのキスシーンでは、仏教関係者が当時怒った人達もいるというのは当然だろうが、映画内でも、賛否が起きていた。煩悩でさらに修行させるとしたが、失格で帰れとするのもまた正解だったかも知れず。主人公周辺が同世代で20代前半位の若い頃なのが懐かしく、彦摩呂が痩せているのは他にも注目されていた。原ひさ子さんの懐かしい姿があった。「シコふんじゃった」は観て欲しいと思い出すようだが、この映画はあまり勧めない。
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