「坊さんコメディ」ファンシイダンス 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
坊さんコメディ
同名漫画を映画化した周防正行監督の商業映画デビュー作。1989年の作品。
ロックバンドを組んでいた大学生・陽平は、実家の寺を継ぐ事に。厳し〜い修行の日々が待ち受けていた…!
坊さんというと厳粛で品行方正のイメージだが、先輩坊主の強烈なスパルタ修行など、嘘か真か、知られざる坊さんの世界がユニーク。
修行仲間も先輩坊主も皆個性的…というより煩悩だらけなのが可笑しい。坊さんとは言え一人の人間、その為修行に精進の日々を送るのだ(笑)
本木雅弘、鈴木保奈美、竹中直人…皆若い!
時代は1989年、バブルの空気もひしひし感じる。
坊さんの世界、学生相撲、社交ダンス…周防コメディの一風変わった題材はいつもながら面白い。勿論近年の冤罪裁判や終末医療などシリアス路線も見応えあり。
良質の娯楽作。
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