漂流街 THE HAZARD CITYのレビュー・感想・評価
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また馳さんがチラリと
原作未読。劇場公開時鑑賞。「え〜『鎮魂歌』じゃないんだ」と思いつつもあのWhite Jazz 文体を映像で表現しようがないので仕方ない。 ミッチーと吉川晃司の怪演とか闘鶏シーンの特殊効果とかは覚えてるけど、他はそこまで印象に残らず。
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えっ?どこにチャウ・シンチーが出てたの?と思って調べたら、名前が逆の馳星周だった。
最初っから暴力殺人だらけの無国籍ワールド。ブラジルかと思っていたら、そこは埼玉県だったり、新宿でもブラジル人だらけで、中国マフィアがはびこっている。ロケ地はどうもアメリカのようだが、この荒廃した雰囲気を出した序盤は良かった。ポンカレーの看板や、路地を通る謎の自転車団、さらには闘鶏場でのニワトリがマトリックスのパロディになってたところで大笑いしてしまうのだ。 残念なことに面白かったのはその序盤だけ。ダラダラと暴力団の抗争が続き、同じ部屋に住んでいたブラジル女性とカーラ。彼女たちを助けようとする主人公マーリオもかっこいいのだが、どうしても不自然なところばかり。それよりも及川光博と吉川晃司ばかりが美味しいところを持って行った感があった。 2000年に作られた映画とはいえ、外国人労働者が増えている現在の日本を予想していたかのような設定はすごい。外国人の犯罪なども社会問題になっているし、最近のコンビニ店員なんて外国人だらけですもんね。去年の統計では146万人。この映画のような雰囲気も将来訪れるのかもしれません・・・
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