「悪役がよく似合う佐藤慶」必殺仕掛人 梅安蟻地獄 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
悪役がよく似合う佐藤慶
「どこかで会ったような気が・・・」というのは笑うところなのだろうか。TVシリーズでは西村左内を演じていた林与一だったが、この劇場版第2弾では元松江藩の侍だった小杉十五郎役。伊豆屋長兵衛(佐藤慶)の仕掛けを請け負った藤枝梅安(緒形拳)と、両親とも亡くしたお仲のために山崎宗伯(小池朝雄)を斬ろうとする小杉。坊主頭というだけで間違えられたのがきっかけで、やがて互いの身を語るまで信頼することに。
ローソク問屋というのはそんなに儲かるのかね~などと思いつつ、江戸幕府、公儀、沼田藩との絡みがあるため楽しめました。医者の山崎宗伯は長兵衛の弟だという事実。そして藩主を毒殺したという過去があるため家老からの賄賂など、様々な悪事が明らかになってくる。
そんな宗伯をパトロンにしていた井筒屋のおりん。この松尾嘉代が鍼師梅安をも誘うほど艶っぽい。
蟻地獄という罠を仕掛けた悪人たちだったが、あっさりやられすぎ・・・タイトル負け。
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