ビッグ・マグナム 黒岩先生

　『キッズリターン』を見た直後だったため、これと見比べると金子賢の不良ぶりが生ぬるく思えるほどの学級崩壊ぶりと不良のやんちゃがひどい。尾崎豊が裸足で逃げ出すレベルだ。『マッドマックス　フュリオサ』に近い世界だ。

　出ている人がみんな死んだ人ばかり。斉藤ゆう子かわいい。すごく好き。

　島田紳助との因縁が回収されていない。西川のり夫がノリノリだ。

　ラスボスの高校生が軽いノリでナチスのコスプレをしている。急にインテリが出てきてトーンが変わる。賢いやつがあんなことするかな。アホなヤンキーと戦っていて欲しい。

　部屋で見ていたら小1の娘が来て一緒に見始めた。すごく見入って笑って最後まで見たのだけど非常に不適切だったかもしれない。

最後、狂い咲きサンダーロードのパクリみたい。

渡辺裕之さん2022年5月3日享年66 原作未読 原作は『悪役パパ』『静かなるドン』の新田あつお 監督は『空手バカ一代』『サーキットの狼 』『こちら葛飾区亀有公園前派出所 （1977年）』『菩提樹 リンデンバウム 』『爆走！ムーンエンジェル　北へ 』の山口和彦 脚本は『パンツの穴 花柄畑でインプット』『肺の中の中のプレイボール』『文学賞殺人事件 大いなる助走』の掛札昌裕 スクールウォーズのオープニングのような荒廃した高校仁義泣学園 そんな学校をなんとかしようと2人の教師が赴任した 前半1時間ほどは樺沢の独壇場で黒岩はさほど目立たない 樺沢のインチキが生徒にバレると今度は本物のビッグマグナム黒岩先生真打登場 アクション多め オッパイ多め 学園コメディー 典型的な昭和の娯楽映画の一つの形 阪神が日本一になった1985年公開作品 日活ロマンポルノ系の女優さんがわんさか出るので平凡な男の人たちにとっては拍手喝采の出血サービス ハッキリ言って横山やすしは演技が下手くそ 痩せ気味で顔もイケメンでもないしブサイクでもない薄めの印象 これでもプライベートは凶暴なのが意外なくらい それもこれも相方の西川きよしあっての横山やすしだと痛感した作品 横山やすしを生かしたのはやっぱり西川きよしだったのだ 文部省の許可を得てビッグマグナムを使い愛情を持って体を張り不良生徒を牛耳る黒岩鉄夫に横山やすし アメリカ帰りとはハッタリでモデルガンで生徒を脅す赤ちゃんプレイが趣味の仁義泣学園の新任教師樺沢征一に西川のりお 仁義泣学園の体育教師・榊原波子に白都真理 仁義泣学園の部活動復活を目指す熱血教師・銀野八郎に渡辺裕之 もうすぐで定年を迎える仁義泣学園校長・堤省吾に長門勇 仁義泣学園教頭・二本松徳太郎に南利明 生徒にレイプされるもまんざらではない仁義学園教師・島田幸子に志麻いづみ 生徒にレイプされるもまんざらではない仁義泣学園教師・桜井文子に朝比奈順子 仁義泣学園の美術教師に藤倉勇高田純次 仁義泣高校中山春彦にベンガル 仁義泣学園の数学教師・岸伸夫に三谷昇 仁義泣学園の教師に上方よしお 元不良で黒岩の元教え子・竹村美希に斉藤ゆう子 用務員・多湖清にたこ八郎 黒岩担任のクラスの生徒でカツ丼屋を夢見る柿崎進一に木村一八 進一の母に木村有里 仁義泣高校の不良でパーマをかけてる川崎アケミに武田久美子 オッパイ担当の女子生徒に井上麻衣 ダーティーヒーローの歌手に陣内孝則 赤ちゃんプレイの風俗店「やすらぎの館」の客に梅津栄 黒岩を殺しにきた賞金稼ぎの他校の生徒・天堂大吾郎に島田紳助 天堂に同行してきた相棒・伊能に松本竜介 爆発事故の黒岩を取り調べる刑事に伊東四朗 柿崎進一からお金をせびる地元暴力団にチャンバラトリオ 久々に登校しヒットラーユーゲント的態度で黒岩と対立する最終ボス的存在・霧原遼一に山下規介 おニャン子クラブに入る前の工藤静香が仁義泣学園の生徒役で出演しているらしいが発見することはできなかった エンドロールに工藤静香の名前があるのでウィキペディアンはあの工藤静香だと判断したのだろう 『マイ・バック・ページ』の岸井ゆきののようにどんな端役でも血眼で探せばちょっとしたオーラを感じ発見できるのでおそらく同姓同名の別人の可能性あり